GoAnywhere MFT FAQ

GoAnywhere MFTに関する質問をまとめています。

MFT全般

GoAnywhere MFTとは?

GoAnywhere MFT™は一元管理、ファイル処理、企業向けのワークフローを解決するファイル転送のソリューションです。GoAnywhere MFTは直感的に操作できるインターフェイスだけでなく、コストを削減し、データ転送の質を保証し、厳しい企業要件に対応している点が特徴です。GoAnywhere MFTはワークフローの自動化を含めた様々なファイル転送、アドホックなファイル転送、文章とのコラボレーションができます。これにより、システムからシステム、ユーザからシステム、ユーザからユーザのファイル転送が簡単に行えます。

GoAnywhere MFTは企業レベルのManaged File Transferソリューションですか?

はい。GoAnywhere MFTは厳しい環境でも適応できる全ての必要不可欠な要素を提供しています。

  • 他のシステムにアクティブアクティブ構成やロードバランスの提供でクラスタ化が可能
  • カスタムできるダッシュボード、グラフィカルなコンポーネント、ドラッグ&ドロップをサポートするブラウザベースの管理者インターフェース
  • アクセス許可と豊富なセキュリティ・コントロールによりユーザーのアクセスを制御
  • SFTP、SCP、FTP/s、HTTP/s、Open PGP、AS2、SMTP、POP3、IMAを含む全てのプロトコルをサポート
  • FIPS 140-2、AES の暗号化で動的ファイルと静的ファイルを保護
  • 配信精度を保証する自動レジューム機能と整合性による大容量ファイルのサポート
  • Databases、APIs、Web Services、Java、NET等バックエンドシステムの統合
  • マルチステップのワークフローにより、スケジュールやイベントドリブンベースでファイルを処理
  • ファイル転送と顧客アプリケーションからのワークフローとサードパーティ製のスケジューラ実行のためのコマンドとARIの提供
  • ジョブキューと実行順序の優先順位付けとセグメント化
  • AD、LDAP、IBM i、SAMLとユーザ認証
  • DMZリバースプロキシーと内部ネットワークのファイルを保持(GoAnywhere Gateway)
  • Open PGP、SSH、SSL証明書のための管理ツールキーを内蔵
  • ファイル転送完了や失敗時にEメールやテキストメッセージで通知
  • 全てのファイル転送と状況を監視

GoAnywhere MFTがインストールできる環境は?

GoAnywhere MFTはWindows、Linux (Red Hat, SUSE, Ubuntu等)、IBM i (iSeries), AIX (pSeries)、UNIX、HP-UX、Solaris、Mac OS Xに対応しています。

GoAnywhere MFTはVMwareの仮想環境で動作しますか?

はい。Linoma SoftwareはVMwareと技術パートナーです。GoAnywhere MFTはVMwareの仮想環境で動作確認を行っております。GoAnywhere MFTはVMware Readyのロゴが付与されています。

PCに他のソフトを入れる必要がありますか?

いいえ。GoAnywhere MFTの全ての機能はお客様のサーバーにあります。GoAnywhere MFTの管理と監視は直感的なダッシュボードを用いてブラウザを通じて最適化されています。Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safariを含め、全てのブラウザをサポートしています。

取引相手はGoAnywhere MFTに接続するためのソフトが必要ですか?

いいえ。取引パートナーにもソフト不要で任意の製品や方法で接続が可能です。この製品を利用している限り、FTP、SFTP、FTPS、HTTPS、AS2の標準プロトコルを利用できます。

GoAnywhere MFTを使うのにプログラミングは必要ですか?

いいえ。GoAnywhere MFTのメリットの一つでこの製品にはプログラミングや特殊な技術を必要としません。プロジェクトを実行するにあたり、直感的に選べて、タスクを設定できます。例えば、データソースを素早く選べることや、送信先をドロップダウンリストからサーバーを簡単に選ぶことができます。データは暗号化、復号化、転送、圧縮などのウィザードを選ぶことで簡単に実行できます。

どのようにプロジェクトを実行するのですか?

プロジェクトは様々な方法で実行できます。GoAnywhere MFTのスケジュール統合か、サードパーティ製のスケジューラを使用できます。また、プロジェクトは新しいファイルがフォルダに作成された時などのイベントが起きた時に自動で実行することもできます。

プロジェクトはGoAnywhere MFTコマンドを利用してネットワーク内の他のシステムから開始できます。このコマンドは手数料なしでインストールされているWindows, LINUX, IBM i and UNIX (AIX, HP-UX, Solaris) から提供されます。APIsもまた、JAVA、 PHP、NET、CLかILE RPGのようなプログラミング言語からプロジェクトを開始することを望んでいる開発者から提供されます。

GoAnywhere MFTの構造はどのようなものですか?

GoAnywhere MFTは、最も要求の厳しい環境に対応するために、最適化されたマルチスレッドアーキテクチャで設計されました。ファイル転送の高い量を必要とする企業向けに、GoAnywhere MFTは、ファイル転送や他のワークフローを実行するために連携して動作するように、複数のシステムでクラスタ化することができます。これは、ワークロードが複数のGoAnywhere MFTのインストールを通じて分散できるようにすることで、より高いスケーラビリティを提供します。

GoAnywhere MFTを利用するユーザの数に応じて料金が発生しますか?

いいえ。この一元管理ソリューションは、GoAnywhere MFTのインストールするライセンスであり、ユーザの数に制限はありません。取引パートナーや、全てのサーバーの数にも制限はありません。ただし、AS2やGoDriveのためにユーザーを設定すると、ユーザに基づく料金が必要です。

接続するSFTP、FTP/s、HTTP、SMTP、POP3のサーバーの数にライセンスの制限はありますか?

いいえ。SFTP、SCP、FTP/s、HTTP、HTTPS、SMTP、POP3サーバーの接続数に関する制限はありません。

無料の評価版はありますか?

はい。30日間使える無料の評価版があります。評価版をご希望の方はお問い合わせリンクよりお問い合わせください。

接続性

取引パートナーや従業員はブラウザから接続できますか?

はい。GoAnywhere MFTではHTTP/HTTPSが利用できる場合、ブラウザを通じて取引パートナーや従業員と簡単に接続できます。ログインの都度、ポイント&クリックでできるインターフェースを通じて素早いファイルのダウンロードとアップロードができます。

GoAnywhere MFTはセキュアなFTPサーバーに接続できますか?

はい。GoAnywhere MFTはファイル転送の暗号化を行うSFTP、SCP、FTPSサーバーに接続できます。これらのサーバーは、GoAnywhere MFTに事前に設定したり管理者内のドロップダウンメニューを通じて選択ができます。

GoAnywhere MFTはどのデータベースサーバーに接続できますか?

GoAnywhere MFTは、SQL Server、Oracle、MySQL、IBM i、DB2, PostgreSQL, Sybase, Derby、Informixを含む様々なデータベースと接続できます。また、JDBC 2.0ドライバと互換性のあるデータベースサーバーとも接続できます。

レコード(行)は、データベースサーバーによってサポートされているSQLを用いることでテーブル、ビュー、内部、構造等のデータベースから検索することができます。ユーザの権限によりますが、GoAnywhere MFTのレコードは、データベースサーバーによってサポートされているSQLを使ったデータベースを挿入、更新、削除されます。

接続しているそれぞれのサーバーにGoAnywhere MFTをインストールする必要はありますか?

GoAnywhere MFTを接続している他のサーバーに追加のソフトをインストールする必要はありません。TCP/IPの標準プロトコルを使用しているデータベースサーバー、SFTPサーバー、FTP/sサーバー、HTTPサーバー、メールサーバーに接続することができます。このソリューションで、多額のライセンス料を節約し、制御し、一元管理を行うことができます。

暗号化

GoAnywhere MFTはどの暗号化をサポートしていますか?

GoAnywhere MFTはデータ送信を暗号化するため、標準的なAES、Triple DES、Open PGP、SSL/TLS, S/MIME、SSH 2.0に対応しています。

GoAnywhere MFT のOpen PGPは暗号化/復号化ともに他のPGPと互換性はありますか?

はい。GoAnywhere MFTは標準的なOpen PGPと互換性があります。標準的なOpen PGPは、非独占的で、業界で認められているプロトコルです。この標準はIETFによって管理されています。

Linoma Softwareは他のPGP製品との互換性に関する問題を把握しておりません。GoAnywhere MFTは、PGP® CorporationのPGP DesktopやMcAfee®とGnuPG (GPG)のE-Business Serverを含める、他のサードパーティー製とのOpen PGPの暗号化や復号化に関する相互運用性を検証しております。

GoAnywhere MFTはGnuPG (GPG)の暗号化をサポートしていますか?

GnuPG (GPG)はRFC4880によって定義された標準Open PGPのGNU project'sの実装です。GoAnywhere MFTは、Open PGP の技術を含んでいるので、GPGで暗号化されたファイルを復号化することができます。また、取引パートナーとのGPGを用いたファイルの復号化もできます。

GoAnywhere MFTの暗号化アルゴリズムはFIPS 140-2の暗号化基準ですか?

はい。暗号モジュールのセキュリティ要求は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)や通信安全保障機構(CSE)によって開発されたFIPS 140-2に形式化されています。FIPS 140-2コンプライアンスや暗号プロセスは140-2準拠の暗号(AES、トリプルDESなど)の暗号化処理のためのFIPSの使用を可能にします。

GoAnywhere MFT に使われている認証されたアルゴリズムであるFIPS 140-2は、RSA®セキュリティーモジュールやSFTP, SCP, FTPS and HTTPSを含むGoAnywhere MFT内全てのSSHやSSLによって提供されています。RSA、EMCの部門は、信頼できるセキュリティ、リスク、ビジネスを加速するためのコンプライアンス管理ソリューションのプロバイダーです。RSAの幅広い暗号化技術とコンプライアンス基準を活用することにより、GoAnywhere MFTはFIPS 140-2の厳しい安全基準を達成することができます。

ファイルサーバー

GoAnywhere MFTがサポートしているプロトコルは?

GoAnywhere MFTはSFTP、SCP、FTP、FTPS、HTTP、HTTPS、AS2、ICAP、SMB、CIFS、SMTP、POP3、I-MAP、Amazon S3、WebDAV、SMS、SNMPファイル送受信のGoFastを標準でサポートしています。

GoAnywhere MFT内のSFTP、SCP、FTP、FTPSの概要はどのようなものですか?

GoAnywhere MFTはSFTP、SCP、FTP、FTPSのプロトコルを通じた取引パートナーとファイルの交換を自動で行うための総合的な機能を提供しています。

所定のSFTP、SCP、FTP、FTPSサーバーは、プロジェクトを作成するときに、ドロップダウンメニューで選択することができる中央データベースと接続します。

  • パスワード、証明書やキーを使用して接続を認証
  • バイナリとASCIIモードを自動検出
  • パッシブとアクティブな接続
  • 非標準のポート番号を使用
  • 日付フィルタとサイズのフィルターをワイルドカードのネーミングを使用して複数のファイルを選択
  • 置換変数を使用してファイルを選択
  • 現在の日付、時刻、またはタイム・スタンプを持つ接頭辞と接尾辞のファイル
  • 自動的に暗号化やFTPサーバの送信前に、ファイルをZIPに圧縮
  • ファイルやディレクトリを他のSFTPおよびFTP/sのサーバー、ローカルファイルシステムまたは電子メールへ配布
  • SFTPおよびFTP/sのサーバから自動的にファイルを取得、解凍してインポートファイルを復号化
  • 特定の名前や変数を用いてファイルの名前を変更
  • 正常に取得後、ソースSFTPまたはFTP/sのサーバーからファイルを削除
  • 正常に取得後、ソースSFTPまたはFTP/sのサーバー上のファイルを保存
  • SFTPやFTP/sコマンドスクリプトを外部から実行
  • 接続失敗時の自動再接続
  • 大規模なファイル転送を支援する自動レジューム・パケットの整合性チェック
  • 詳細な監査ログの生成とコマンド問題やメッセージ生成のログを保存

データ変換

GoAnywhere MFTがサポートしているファイル形式は?

GoAnywhere MFTはExcel文章、CSVファイル、固定幅テキストファイル、フラットファイル、XMLドキュメントを読み込むことができます。また、Excel文章やCSVファイル固定幅テキストファイル、XML文章に書きこむことができます。

ETL機能を含むGoAnywhere MFTはワークフローの一部のようにデータを変換、フォーマット、表示させることができます。

ファイル圧縮にはどの形式をサポートしていますか?

ファイルの圧縮・解凍には、ZIP、GZIP、TARの形式が使えます。

ワークフロー

GoAnywhere MFTにおけるプロジェクトとは何か?

GoAnywhere MFTを実行するためのプロジェクトはワークフローを記述するために使用されます。GoAnywhere MFTの管理者を通じてこれらのプロジェクトを定義することができます。例えば、どこのデータを参照するか、Excel, Zip, encryptのデータを実行するためのプロセスは何か、どこにアウトプットするかのプロジェクトを定義することができます。

プロジェクト定義は、許可されたユーザとアプロケーションによって企業の利用状況から大元のデータベース内に蓄積されます。

自動化

アクティブアクティブなフェイルオーバーをサポートしていますか?

はい。アクティブアクティブなハイアベイラビリティで提供されている他のシステムとクラスタリングされています。GoAnywhere MFTの一部のシステムが故障した場合は、クラスタ内の他のGoAnywhere MFTシステムがワークロードやファイル転送を継続します。

コラボレーション

GoDriveとは何ですか?

GoDriveは従業員やパートナーが企業で扱うデータを同期・共有するためのオンプレミスなソリューションです。GoDriveのファイルとフォルダーからWindowsやMacのユーザ間で、リビジョン追跡、コメント、メディアの表示と同期を含む高度なコラボレーション機能が簡単に行えます。

監査とレポート

監査ログの作成はできますか?

全てのファイル転送は監査ログに接続されています。開始日時/時間、停止日時/時間、転送されたファイル名、ファイルサイズ、進歩状況、エラーメッセージなど詳細な情報を記録しています。管理者は、これらのログを様々な条件から検索・閲覧し、引き出すことができます。このログもまた、中央システムサーバーへ送信することができます。

豊富な管理や分析レポートも定期的に実行するように設定することができます。これらのレポートはPDF形式に変換したり自動的にEメール送信したりネットワークに蓄積することができます。

問題が発生した場合は通知してくれますか?

はい。ファイル転送に成功・失敗した場合や、他の状況に問題が発生した場合は、自動的に通知してくれます。この通知はEメールやシステムメッセージとして受信できます。例えば、FTPサーバーへの接続が失敗した時、ただちにエラーメッセージをメールで通知してくれます。