SAP Business Oneをインストールすると、各会社の共通情報を持つCommonデータベースと、デモ会社としてインストールされる会社データベースが作成されています。SAP Business Oneでは、新規に会社を作成すると、会社ごとに新たにデータベースが作成されます。
新規会社データの作成は、『会社データ選択』画面から行います。『会社データ選択』画面を開くには、メインメニューの「管理 →会社データ選択」をクリックします。
『会社データ選択』画面では、既に作成済みの会社データベースが一覧で表示されます。新規に会社データを作成するには「新規」ボタンをクリックし、『会社の新規登録』画面を表示させます。「会社名」、「データベース名」を入力し、「ローカル設定」で、使用したい国設定を選択します。また「勘定コード表」で、会社データベースで使用する勘定科目を、SAP Business Oneが標準で持っている勘定科目マスタに追加・変更・削除などを行って使用するか、勘定科目マスタを新規にユーザ定義するか(2.7、2.8参照)を選択します。「基本言語」では、SAP Business One画面の表示言語を選択しますが、この設定は会社データ作成後でも変更できます。
さらに「会計期間定義」ボタンをクリックし会社の会計期間を定義します。「サブ期間」項目によって、会計年度をどのように分割するかを決定します。SAP Business Oneでは分割されたサブ期間単位でレポートを出力する際の範囲指定や、伝票入力ができな いようにロックをかけたりします(2.4参照)。
「転記日付」では会計期間の開始日と終了日を決定します。