SAP Business Oneでは、標準で販売管理および購買管理が在庫管理に連携しているため、販売伝票や購買伝票でアイテムの販売または購買を行うと在庫のステータスが自動的に変動します(6、7章参照)。これに対し、サービスタイプ伝票はサービス業を行っている会社などが使用するためのもので、在庫の変動を伴わない会計取引が発生しますので、仕訳伝票のみが自動的に作成されます。
なお、在庫の変動がないので、出荷/納入伝票や購買入庫伝票入力時に取仕訳は発生しません。
サービスタイプ伝票はアイテムの販売・購買伝票と同じ画面を使用しますが、「伝票タイプ」項目でサービスを選択します。ここでは、サービスタイプの売掛請求書(6.5参照)を例に説明します。『売掛請求書』画面を開くには、メインメニューの「販売管理→売掛請求書」をクリックします。
サービス伝票の追加による自動仕訳は、アイテムの販売・購買伝票と同様に『会計』タブの「仕訳帳注釈」項目から照会することができます。