受注があった時に、自社に在庫を保管しないで、発注先から受注先に直接アイテムを送付する場合、SAP Business Oneでは『倉庫-定義』画面(5.1参照)で直送用のダミー倉庫を作成し、受注伝票入力時にこのダミー倉庫を指定します。
『倉庫-定義』画面を開くには、メインメニューの「管理→定義→在庫→倉庫」をクリックします。ダミー倉庫を指定して受注伝票を追加すると『購買発注確認』画面が開き、購買発注伝票を自動的に作成することができます。その際、受注伝票で「購買発注」項目(8.9参照)を選択する必要はありません。
直送倉庫を使用した場合は、自社倉庫への入庫処理がないため、出荷/納入伝票(6.4参照)、購買入庫伝票(7.3参照)入力時に自動仕訳はおこりません。また、購買請求書の入力時は以下の自動仕訳がおこります。費用勘定の勘定科目コードは、『アイテムマスタ』の『在庫データ』タブに入力された勘定科目コードになります(5.3 (4)参照)。