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9.2小切手による入金

(1) 小切手入金を行うための前提条件 - マスタ -

小切手による入金を行うためには、得意先の銀行情報を入力しておく必要があります。得意先の銀行情報は、『取引先マスタ』画面/『支払条件』タブ(4.4 (4)参照)から入力します。このとき、入力する銀行は『銀行-定義』画面で「銀行コード」及び「銀行名」をあらかじめ定義しておく必要があります。

『銀行-定義』画面を開くには、メインメニューの「管理→定義→入出金→銀行」をクリックします。『取引先マスタ』画面を開くには、メインメニューの「取引先→取引先マスタ」をクリックします。

(2) 小切手入金 - トランザクション -

小切手入金を行うためには、『入金』画面(9.1参照)で得意先を選択し、一覧から売掛請求書を選択した状態で『支払方法』画面を開き、『小切手』タブを選択します。『支払方法』画面を開くには、メニューバーの「ジャンプ→支払方法」を選択するか、ツールバーの をクリックします。

『支払方法』画面/『小切手』タブの画面中央に表示される一覧の最上行の「金額」項目に入金額を入力します。このとき売掛金額と入金額の差額が自動的に手数料として「銀行手数料」項目に表示されます。さらに「税額」項目には銀行手数料の消費税額が表示されます。

小切手が複数枚になる場合は、さらに次の行の「金額」項目に金額を入力します。

入金処理によって受取った小切手は、『小切手台帳』画面に表示されます。『小切手台帳』画面では、小切手の金額や受取元の得意先、小切手のステータスなどを参照することができます。小切手のステータスは後述する裏書や預金を行うと変更されます。『小切手台帳』画面は、メインメニューの「入出金→入金→小切手台帳」をクリックし、『小切手台帳-選択基準』画面で選択条件を絞り込んで表示します。

(3) 小切手の預金 - トランザクション -

『預金』画面を開くと、まだ預金済みでない受取小切手の一覧が表示されます。一覧から受取小切手を選択し、勘定科目コードを選択後に「追加」をクリックすると、受取小切手勘定が振り替えられて小切手のステータスが「預金済」になります。『預金』画面を開くには、メインメニューの「入出金→預金→預金」をクリックします。

(4) 先日付小切手 - トランザクション -

先日付小切手も、通常の小切手入金と操作はほぼ同じです。『支払方法』画面で、小切手の日付を現在の日付(システム日付)よりも先の日付にします。

『預金』画面で先日付小切手を表示させるためには、「先日付小切手」項目を選択します。また、ここでは普通小切手と区別するために、普通小切手とは違う勘定科目コードを選択します。

先日付小切手を預金後、小切手の日付が到来すると、『先日付小切手預金』画面に先日付小切手の預金データが表示されます。ここで預金データを選択し、当座預金勘定に振り替えます。これらの操作は、普通小切手との区別を行うためのもので、先日付小切手場合は預金の段階でいったん当座預金勘定とは違う勘定に振り替えて、小切手の日付が到来したら当座預金勘定に振り替えるという手順を踏んでいます。『先日付小切手預金』画面を開くには、メインメニューの「入出金→預金→先日付小切手預金」をクリックします。

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