販売伝票や購買伝票についての承認機能については前述しましたが(8．2参照)、SAP Business Oneでは入庫(11．2参照)、出庫(11．3参照)、在庫転送(11．4参照)などの在庫関連処理伝票についても承認機能を使用することができます。これら在庫関連処理伝票について承認機能を使用するための承認ステージ定義(8．2 (1)参照)、伝票入力(8．2 (3)参照)、承認待ち伝票の承認(8．2 (4)参照)などは販売伝票/購買伝票の場合と同様ですので、ここでは、承認テンプレート定義についてのみ説明します。
（1） 承認テンプレート定義-マスタ-
『承認テンプレート定義』画面を開くには、メインメニューの「管理→承認手順→承認テンプレート定義」をクリックします。『承認テンプレート定義』画面では、テンプレートのコード、名称の入力、申請者ユーザの選択および承認を必要とする在庫関連処理伝票の種類を選択します。また、既に定義済みの承認ステージ(8．2 (1)参照)を選択し、どのステージを通過すれば本伝票として入力可能になるかを定義します。そのほか承認が必要となる入力伝票の条件を定義します。標準で用意されている条件は、伝票の合計金額のみです。
承認テンプレートで申請者ユーザとして定義されたユーザが、承認条件に該当する在庫関連処理伝票を入力した場合、入力伝票は承認待ち状態になり承認者の承認が得られるまで本伝票追加することができません(8．2 (3)、(4)参照)。
