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13.5 分解生産プロセス 出庫方法-マニュアル

分解プロセスでは標準生産プロセスとは逆で、生産出庫伝票入力時に製品が出庫され、完成入庫入力時に構成品目が入庫されます。そのため伝票入力時の自動仕訳及び在庫ステータスの変動は以下のようになります。

(1) 分解製造指図入力 -トランザクション-

分解生産プロセスを行うためには、『製造指図』画面を開き、「タイプ」項目で「分解」「製品番号」項目で分解する製品アイテムを選択し、「計画数量」項目に製品の数量を入力します。製品アイテムを選択すると、『構成品目』タブに『部品構成表』画面で定義した構成品目が表示されます。さらに「基本数量」項目には、製品一つあたりで生成される構成品目の数量が、明細の「計画数量」項目にはヘッダの「計画数量」項目に入力した数量分の分解したときに生成される構成品目の数量が表示されます。「基本数量」項目の初期値は部品構成表によりますが、『製造指図』画面で変更することもできます。

また構成品目の「出庫方法」はアイテムマスタに設定した方法になりますが、『製造指図』画面上で変更可能です。

『製造指図』画面を開くには、メインメニューの「生産→製造指図」をクリックします。

(2) 生産出庫 -トランザクション-

生産出庫伝票により分解する製品の出庫を行います。生産出庫伝票を入力するためには、まず製造指図の「ステータス」「リリース済」にします。その後、『生産出庫』画面を開き、「分解指図」ボタンをクリックして一覧から該当の製造指図データを選択します。

『生産出庫』画面を開くには、メインメニューの「生産→生産出庫」をクリックします。

生産出庫伝票を入力すると分解する製品が出庫されますので、自動的に仕訳伝票が作成されます。

生産出庫伝票を入力すると、在庫ステータスが変動します。製造指図入力時に増加した分解製品の「引当済」数量が減少し、「在庫」数量が減少します。「利用可能」数量の変動はありません。

(3) 完成入庫 -トランザクション-

完成入庫伝票により分解により生成される構成品目の入庫を行います。完成入庫伝票を入力するためには、『完成入庫』画面を開き、「返品構成品目」ボタンをクリックして一覧から該当の製造指図データを選択します。

『完成入庫』画面を開くには、メインメニューの「生産→完成入庫」をクリックします。

完成入庫伝票を入力すると製品の分解により構成品目が生成されますので、自動的に仕訳伝票が作成されます。

完成入庫伝票を入力すると、在庫ステータスが変動します。製造指図入力時に増加した構成品目の「オーダー済」数量が減少し、「在庫」数量が増加します。「利用可能」数量の変動はありません。

完成入庫伝票の入力後、元となった製造指図の「ステータス」を終了にします。また『製造指図』画面/『集計』タブには分解によって生成された構成品目の合計金額、分解した製品の合計金額などが表示されます。

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