商品を探す

17.4 フォーマット検索

SAP Business Oneには、フォーマット検索機能が用意されています。この機能を使用することにより、項目への入力値を固定値のリストやクエリの実行結果から選択して入力することが可能です。また、既に画面の項目に入力された値を元に、他の項目へ値を自動入力することが可能です。この機能は、ユーザ定義項目を含むSAP Business Oneのすべての項目に対して利用可能です。

(1) 保存済クエリを使用した検索ヘルプ

フォーマット検索では、保存済クエリを使用した検索ヘルプを作成することが可能です。

『フォーマット検索』画面を開くには、検索ヘルプを作成したい項目にカーソルを合わせ、メニューバーの「ツール→カスタマイゼーションツール→ユーザ定義値-設定」を選択するか、Shift+Alt+F2をクリックします。

ここでは『購買発注』画面(7.2参照)の「アイテムコード」項目でアイテムコードを選択する際に、アイテムの在庫ステータスを表示させるフォーマット検索を作成します。

(2) 固定値のリストを使用した検索ヘルプ

フォーマット検索では、設定したい固定値のリストを使用した検索ヘルプを作成することが可能です。

『フォーマット検索』画面を開くには、検索ヘルプを作成したい項目にカーソルを合わせ、メニューバーの「ツール→カスタマイゼーションツール→ユーザ定義値-設定」を選択するか、Shift+Alt+F2をクリックします。

ここでは、『受注』画面(6.3参照)の「注釈」項目に入力する値を固定値のリストにします。

(3) 項目への自動入力

フォーマット検索には、検索ヘルプとして使用するだけでなく、項目にデータを自動的に入力させることも可能です。

ここでは、売掛請求書の行に勘定テキスト項目をユーザ定義項目(17.3参照)として登録し、G/L勘定が入力されると勘定テキストに自動的に勘定科目名称が入力されるようフォーマット検索を設定します。メインメニューの「販売管理→売掛請求書」を選択すると、上記で定義したユーザ定義項目が行に追加されています(17.3 (1)参照)。

定義したユーザ定義項目にフォーマット検索機能設定するためには、設定したい項目にカーソルを合わせ、メニューバーの「ツール→カスタマイゼーションツール→ユーザ定義値-設定」を選択するか、Shift+Alt+F2を押します。

 「自動リフレッシュ」項目を選択した場合、「項目変更時」(明細テーブル以外の項目を入力・変更した場合)または、「変更済列の終了時」(明細テーブル内の項目を入力・変更した場合)の選択により、伝票内の特定の項目を使って自動変更のタイミングを自由に指定できます。

SAP Business One保守サポート・サービス