SAP Business Oneでは、得意先ごとに与信限度額を設定することができます。販売伝票(受注、出荷/納入、売掛請求書)を追加しようとした時、売掛金合計金額(未処理売掛請求合計金額) + 入力販売伝票の伝票合計金額が与信限度額を超える場合は、伝票追加前にシステムメッセージが出力されます。
販売伝票入力時に与信限度額の自動チェックを行うためには、『基本情報』画面/『販売』タブの「カスタマ処理制限」で「与信限度」項目を選択しておく必要があります。また「請求制限」(売掛請求書)、「出荷/納入」、「受注」の選択により、どの販売伝票を入力する際に与信限度額チェックを行うかを決定します。『基本情報』画面を開くには、メインメニューの「管理→システム設定→基本情報」をクリックします。
得意先に対する与信限度額は、『取引先マスタ』画面/『支払条件』タブ(4.4 (4)参照)の「与信限度」項目に金額を入力します。『取引先マスタ』画面を開くには、メインメニューの「取引先→取引先マスタ」をクリックします。
与信限度額を設定した得意先に対して、販売伝票(6章参照)を追加しようとした場合は、与信限度額を超過してしまうというシステムメッセージが出力されます。