在庫転送伝票は、倉庫間で在庫の移動をする場合に使用します。
『在庫転送』画面では「移動元倉庫」項目で在庫の移動元になる倉庫コードを選択します。そして明細でアイテムを選択した後、「移動先倉庫」項目で在庫の移動先になる倉庫コードを選択し、数量を入力します。
さらに『在庫転送』画面では「価格表」項目で価格表(5．4参照)を選択しますが、これは画面表示にのみ影響し、実際の簿価金額です。
『在庫転送』画面を開くには、メインメニューの「在庫→在庫関連処理→在庫転送」をクリックします。
ここでは、移動先用の倉庫を新たに定義し、移動先用の倉庫の「在庫勘定」に移動元倉庫とは違う勘定科目コードを設定した例で説明します(5．1参照)。また、在庫の移動を行うアイテムの「勘定コード設定単位」を「倉庫」に変更します(5．3 (4)参照)。
『倉庫-定義』画面を開くには、メインメニューの「管理→定義→在庫→倉庫」をクリックします。『アイテムマスタ』画面を開くには、メインメニューの「在庫→アイテムマスタ」をクリックします。
SAP Business Oneでは、在庫転送伝票を入力することにより移動元倉庫では「在庫」数量が減少し、移動先倉庫では「在庫」数量が増加します。
これらの内容は、『アイテムマスタ』／『在庫データ』タブで確認することができます。『アイテムマスタ』画面を開くには、メインメニューの「在庫→アイテムマスタ」をクリックします。
