商品を探す

11.5 初期数量、在庫トラッキング、在庫転記

『初期数量、在庫トラッキングおよび在庫転記』画面は『初期数量』、『在庫トラッキング』、『在庫転記』の3つのタブに分かれています。

『初期数量』タブでは、SAP Business Oneを使用する最初の段階で、初期在庫数量を入力します。『在庫トラッキング』タブでは、倉庫で棚卸をした結果の数量を入力し、『在庫転記』タブで棚卸の結果で生じる棚卸減耗費を自動計上します。SAP Business Oneは財務会計と在庫管理が連携しており、金額と在庫を別々に入力することはできないため、上記のような作業を『初期数量、在庫トラッキングおよび在庫転記』画面から行います。『初期数量、在庫トラッキングおよび在庫転記』画面を開くには、メインメニューの「在庫→在庫関連処理→初期数量、在庫トラッキングおよび在庫転記」をクリックします。

(1) 初期数量 -トランザクション-

『初期数量』タブでは、アイテムコード、主な仕入先(デフォルト仕入先)(5.3(2)参照)、アイテムグループ(5.2参照)などを選択基準として指定します。さらに倉庫コードを選択して、どの倉庫に初期在庫を入庫させるかを決定します。初期数量を入力する際のアイテムの単価(簿価)を「倉庫在庫転記の基準価格」項目で「価格表別」「最終再評価価格」「簿価」のいずれかから選択します。簿価のない初期在庫数量の入力を許可する場合は、「価格なし開始数量を許可」項目を選択します。

以上のような内容を入力後、「OK」ボタンをクリックすると『初期数量』画面が表示されます。

ここでは、「倉庫在庫転記の基準価格」項目で「価格表別」を選択する例で説明します。

初期数量入力を実行すると在庫が増加するため、以下のような会計仕訳が自動的におこります。『初期数量』画面では、在庫勘定の相手勘定となる「未処理在庫勘定」項目に勘定科目コードを入力します。在庫勘定は各アイテムの「勘定コード設定単位」によります(5.3(4)参照)。

また、一覧表示された各アイテムの「初期数量」項目に初期在庫数量を入力します。

(2) 在庫トラッキング -トランザクション-

『在庫トラッキング』タブでは、アイテムコード、主な仕入先(デフォルト仕入先)(5.3(2)参照)、アイテムグループ(5.2参照)などを選択基準として指定します。さらに倉庫コードを選択して、どの倉庫の棚卸を行うかを決定します。以上のような内容を入力後、「OK」ボタンをクリックすると『在庫トラッキング』画面が表示されます。

各アイテムの実在庫数を「倉庫内検数済」項目に入力し、「検数済」項目にチェックをつけた後、「更新」ボタンをクリックします。

(3) 在庫転記 - トランザクション -

『在庫転記』タブでは、棚卸減耗費(増加益)を自動計上させます。アイテムコード、主な仕入先(デフォルト仕入先)(5.3(2)参照)、アイテムグループ(5.2参照)、倉庫などを選択基準として指定します。棚卸減耗費(増加益)を自動計上する際のアイテムの単価(簿価)を、「倉庫在庫転記の基準価格」項目で「価格表別」「最終評価価格」「簿価」のいずれかから選択します。ここでは、「倉庫在庫転記の基準価格」項目で「簿価」を選択します。

以上のような内容を入力後、「OK」ボタンをクリックすると『在庫転記』画面が表示されます。

一覧には選択条件にあったアイテムが表示され、各アイテムの現在のシステム在庫数が「倉庫内」項目に、『在庫トラッキング』タブの「倉庫内検数済」項目に入力した在庫数が、「検数済」項目に、システム在庫数と検数済在庫数の差異が「差異」項目に表示されます。

一覧の「棚卸減耗」項目、「棚卸増加」項目に表示される勘定科目コードは各アイテムの「勘定コード設定単位」によりますが(5.3(4)参照)、ヘッダ情報領域の「棚卸増加勘定」項目、「棚卸減耗勘定」項目を変更すると、表示されている全アイテムについて一括で変更されます。

在庫転記を実行すると在庫が増加/減少(減耗)するため、以下のような会計仕訳が自動的におこります。在庫勘定は各アイテムの「勘定コード設定単位」によります(5.3(4)参照)。

SAP Business One保守サポート・サービス