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7.6 購買クレジットメモ - トランザクション -

『購買クレジットメモ』画面を開くには、メインメニューの「購買管理→購買クレジットメモ」をクリックします。『購買クレジットメモ』画面の「仕入先」項目にカーソルを置き、Tabキーを押して、既に定義済みの取引先マスタ (4.4参照)から仕入先を選択します。仕入先を選択すると、仕入先マスタに定義されている名称や取引先担当者などが自動的に『購買クレジットメモ』画面に入力されます。

 「転記日付」「伝票日付」にはシステム日付が初期値として自動入力されます。

また、「番号」項目で伝票シリーズを選択します。伝票シリーズは『伝票採番』で事前に定義します(2.11参照)。選択した伝票シリーズによって伝票番号が自動採番されます。

購買クレジットメモ伝票は買掛金の計上の取り消しを行うため、通常は入力済みの購買請求書伝票をコピー機能によって参照して入力します。

「コピー元→購買請求書」ボタンをクリックすると、「仕入先」項目で選択された仕入先に対して、入力された購買請求書伝票の一覧が表示されますので、その一覧から対象の伝票データを選択します。ただし、既に支払済み(9.7参照)あるいは他の伝票によって参照されている購買請求書伝票は、一覧に表示されません。

入力内容を確認後、問題がなければ「追加」ボタンをクリックし、購買クレジットメモ伝票の追加を行います。購買クレジットメモ伝票を追加すると会計上の取引が発生しますので、自動仕訳がおこります。購買クレジットメモ伝票を追加すると、以下の仕訳がおこります。

仕訳の勘定科目コードは、『アイテムマスタ』画面/『在庫データ』タブに設定されている勘定科目コード(5.3 (4)参照)及び『取引先マスタ』画面/『会計』タブの「債務」項目に設定されている勘定科目コード(4.4 (6)参照)が使用されます。

購買クレジットメモ伝票の追加による自動仕訳は、『購買クレジットメモ』画面/『会計』タブの「仕訳帳注釈」項目から照会することができます。

 SAP Business Oneでは、購買管理モジュールと在庫モジュールが標準機能で連携しています。購買クレジットメモ伝票を入力することにより入庫済みのアイテムがなくなりますので、結果としてアイテムの在庫ステータスは、「在庫」が減少します (7.1参照)。また、「利用可能」数量も減少します。

これらの内容は、『アイテムマスタ』/『在庫データ』タブで確認することができます。『アイテムマスタ』画面を開くには、メインメニューの「在庫→アイテムマスタ」をクリックします。

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