導入事例

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スタフォード(Stafford)社-事例紹介

RPG OA(Open Access)を利用することにより、スタフォード社はモバイル技術(iPhone,Webブラウザー、Webサービス)を有効利用したプラットフォームに移行することになりました。

背景

1893年に設立されたスタフォードグループは、メンズウェアの生産においては評判の高い企業です。 IBM iユーザーとして長期に亘り運用されているスタフォードグループは、ACS(アパレルコンピュータシステム),ScanWMS(スキャン倉庫管理システム)、RMS(小売管理システム)、JDEおよびIMAS原価管理システムを使用し、生産管理業務、倉庫業務、流通業務、会計、原価管理業務をRPGベースのアプリケーションで実施しているお客様です。

これらのコアアプリケーションは、会社の継続的な成長に合わせ、RPGをカスタマイズされ、統合を繰り返しています。 スタフォードは、生産管理プロセスの開発に高い技術を有し、最近では、Premium Anthony Squiresブランドのお客様サービスと販売管理にモバイル技術を導入したところです。

チャレンジ

最近のモバイル・プロジェクト技術の成功は、会社のプロセス、システムへの15年間の投資を継続し、技術に基づく標準技術アーキテクチャーを持っています。 会社の主要アプリケーションは、IBMのRPG言語から成り立っています。 しかし、RPGは、モバイル機器またはオープン・プラットフォームのような最新技術のネイティブサポートは準備されていませんでした。 IBMが、プログラム・プロダクトとしてRPG OAアーキテクチャーを発表した時、スタフォードIT管理者:Rod Rileyさんは、iPhoneのような新しいモバイル技術を使ったアプリケーションが、ネイティブRPGを使ってアプリケーション統合可能なのかどうかを技術評価しました。 Rodさんは、 “お客様サービスを配信し、Premium Anthony Squires製品のおおよそ7%の販売増加につながったモバイル・プロジェクト開発を丁度完成したところだ” と言っています。 しかしながら、技術的に今のコア・アプリケーションは、5250画面(5250データストリーム)・アーキテクチャーに制限され、行き止まりに近いアーキテクチャーと言えると思っています。

“我々は、RPGベースのビジネスルールでカストマイズし、我々のビジネスに効果的なシステムサポートを配信するアプリケーションを開発してきています。 そのため、この資産を無駄にしたくないし、新しい技術をいっしょに応用していきたい。 我々が現在使っているIBMi技術が我々の計画に叶うかどうか、ビジネスに有効な開発優先順位とそのアセスを評価する必要があります。”

Rodさんは、スタフォードのコア・アプリケーション、ビジネス価値アセスの評価に参画し、それは、有効な評価となっています。 APA(Application Portfolio Analysis)として知られているこのプロセスは、既存のアプリケーション、プラットフォームをビジネス価値面、技術面より評価を行います。 アプリケーションの技術的健康度とアプリケーションに由来するビジネス価値により、APAは、簡単なモダニゼーションからアプリケーション/プラットフォームの置き換えまでの、幾つかの代替パスを推薦することが出来ます。

縦軸をビジネス価値、横軸を技術価値としたアプリケーション評価値(図1)は、個々のアプリケーションの適切なパスを示します。

例として、ビジネス価値が高く、技術価値も高い場合は、引き続きの投資、統合、モダナイズが推薦されます。 また、ビジネス価値が低く、技術価値に問題があれば、その既存アプリケーションをやめる必要があります。

標準的なAPAの評価は、図2をご参照ください。 

各々のアプリケーション評価率は、そのアプリケーションをやめるべきか、追加投資が必要かを決定していくことが出来ます。

スタフォードの解析は、ビジネスが主要アプリケーションとIBM iベースのインフラの両方を満足させているかを、図4に示すように結論づけています。

アプリケーションの、テクニカル価値については、保守性、拡張性、統合度、フレキシビリティの観点で評価し、また、アプリケーションのビジネス価値は、機能性、効果度、信頼性、有用性より評価したものを、図3に示し、評価を行っています。

これらのアセスメントは、IBM RPG OAを使用した主要アプリケーションのモダナイズによるRPGベースのアプリケーション・ポートフォリオの健康度調査にも役立ち、今後のアプリケーション投資を行う上での信用度にも貢献しています。

Rod Rileyさんは、RPG OAを使うかどうかの評価に関して、スタフォードの既存のプラットフォーム、言語でネイティブに既存のアプリケーションにモバイル機器、主要ブラウザー、ウェブサービス、クラウド技術が応用できるかどうかを確認することにしました。

Rodさんは、次のように言っています。 “全ての新しい技術が直接サポートされるよりも、IBMは疑似的に新しいデバイス、プラットフォーム、アプリケーションをサポートするRPGプログラミング言語内のネイティブオープン・アーキテクチャーを提供することを選んだ”

このアーキテクチャーは、プレゼンテーション層をビジネスロジックから分離し、既存のアプリケーションのRPGコードから5250グリーン画面の制限を完全に除く人手の作業を省くことが出来ることです。 例として、今回我々が実施したプロジェクトでのモバイルサポートは、レガシーなグリーン画面5250コードが存在しています。 OAは、自動処理で5250レガシーコード制限を、iphoneをサポートするために2行のコードをRPGソースコードに追加し、コンパイルするだけでiphoneサポートを実現します。また既存の5250もサポートします。  

このOAアーキテクチャーは、RPGを利用している90%以上のIBM iユーザーが、今日

開発済みのRPGコードの再利用を可能としています。 さらにこれからのWebサービス、クラウドのような新デバイス、新技術への対応も可能です。

20年以上もの間、IBMは、中堅中小のIBMユーザーに、ハードウェア技術がどんどん変わっても、アプリケーション投資をIBM iで続けさせていることは大きな価値があります。

RPG OAは、このレガシー・アプリケーションを今日の代表的な(iphone,ipad,Android等)

技術とデバイスにプラグイン出来るようにしたことです。

ソリューション

RPG OAを使ってお客様のキー・アプリケーションをモダナイズする決定に至る過程で、スタフォード社は、既存の投資の上に最小限のリスクとコストによるAPA評価に基づくキー・ビジネス変更を実施しました。 その結果、オンラインでの顧客による注文は、販売額の増加とお客様サービスの向上による追加の戦略的なビジネス価値を導く技術として実証されました。 五つの異なるタイプのお客様(小売から卸のパートナーまで)と共に、スタフォード社は、カストマイズしたWebベースの注文処理は、お客様サービスの向上と販売額の増加に貢献すると信じています。 RPG OAハンドラーのアーキテクチャーを利用して、スタフォード社は、既存のカストマイズしたRPGビジネス・ルールを新しいオンラインWeb注文システムとして再利用出来たことです。 スタフォード社の既存のITインフラを、最小限のアップグレードで新システムをサポートすることになります。

メリットと効果

RPG OAアーキテクチャーを採用したスタフォード社の決定は、IBM i上でのバックエンド技術を今後も使い続けることを確信出来ます。 一方では、IBM Power7ベースのプラットフォームによる信頼性の増加およびTCOの削減があり、スタフォード社のアプリケーションは、このOA投資がこれからの開発言語として見えるようになるまで、RPG言語に基づいて行われます。 OAの拡張は、スタフォード社の既存のRPGスキルとアプリケーション・コードを、オンラインWeb注文アプリケーションのようなiphone,ブラウザー・ベースの新技術へ向かっていくことと示唆しています。

RPG OAの主要なメリットとは

  • RPGを利用するIBMの戦略的パスの投資保護を行うこと。
  • 新技術を使った置き換えアプリケーションの開発では無く、既存のアプリケーションを再利用したモダナイズによってコスト削減を行うこと。
  • 既存の本稼働で動いているアプリケーション投資を再利用したリスクの削減を行うこと。
  • 既存のRPGスキルとアプリケーションを利用して新技術をサポートすること。
  • 新技術に向かうに当たっての生産性の良さおよびパフォーマンスの向上があること。
  • アプリケーションの置き換えでなく、再利用技術戦略を使ってビジネスインパクトを最小にすること。

APAを利用したアプリケーション・ポートフォリオの実質的評価を使って、スタフォード社は、このAPAをアプリケーション・ポートフォリオを管理する管理プロセスとして使っていきます。 APAは、IT投資がビジネス戦略に沿っていることを援助するものと考えています。

クリティカルな問題

  • スタフォード社の主要なアプリケーションは全てIBM RPG言語で作成されていました。

RPGはモバイル機器やオープンプラットフォームとその技術へのネイティブ・サポートが準備されていませんでした。

ソリューション

  • RPG OAは、RPGを利用したIBM戦略パスに準拠すると共に、モバイル機器、オープン・インターフェース対応に準拠したプログラム・プロダクトでした。

結果

  • RPG OAハンドラー・アーキテクチャーを使って、スタフォード社は既存のRPGアプリケーションを再利用して、新しいオンラインWeb注文システム

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