MRPモジュール

MRPモジュールでは受発注、出荷実績、在庫数、製造指図、需要予測、リードタイムなどに従って、生産、発注計画を作成することが可能になります。

需要予測

MRPウィザードを実行する際にSAP Business Oneに登録されている販売、購買、生産情報以外で計画値を作成しMRPの計算に組み込みたい場合、需要予測を使用します。
需要予測では日、週、月単位で必要数量を登録することが可能です。
またSAP Business Oneに登録されている販売情報を基に需要予測を作成することが可能です。

MRPウィザード

MRPウィザードは、5つのステップからなるシナリオを作成します。シナリオはステップ毎に保存することが可能です。実行の際には、現在の在庫レベル、未処理の購買発注、販売受注、最小在庫レベルの場合の品揃え、事前設定された販売予測などをシナリオに含めることができますのでそのシナリオにふさわしいものを選択します。またシナリオを作成する中で計画期間の設定や対象アイテムを選択することが可能です。シナリオが実行されるとオーダー推奨が作成され、計画担当は製造、購買、在庫移動すべきかについての提案された推奨値を確認することができます。納期が間に合わないような例外警告および視覚的なキューも利用可能です。この機能により、迅速に処理すべき指示を認識することが可能になります。計画シナリオは疑似的なものとして保存することも可能で、推奨レポートに影響を与えず一連の仮説シナリオを処理することができます。

オーダー推奨

MRPウィザードによって作成されたオーダー推奨を基に製造指図、購買依頼、購買発注、在庫転送依頼の作成が可能になります。製造指図の推奨値として表示された推奨値を購買発注へと変更することが可能ですので自社製造から外注へと発注する場合も容易に対応可能です。同じ仕入先への発注については、状況に応じて、1つの購買発注にまとめて登録することができます。