BPOの導入にあたって
規模の小さな組織のBPOへの懸念
過去の経験上、人員移動が数十人~数百人の大きい規模のBPOの方が効果を出しやすく、成功の可能性が高いという感覚があった。標準化・効率化・小さな改善も、人数が多ければ、積み重なり、目に見える大きな結果となって出てくる。また、規模が大きいと、個性や能力を考慮する必要性が薄れることも影響している。
しかし、小さな規模においては、個性・人間関係・モチベーションなどの感情的な部分まで考慮する必要があり、「失敗する可能性が高くないか?本当に効果が出るのか?」という考えもあった。
また、移行が失敗したときの会社に及ぼす影響の大きさを考えると、リスクも大きいため、パーキンエルマーとして、BPOに取り組むべきかどうかは大きな決断が必要だった。