GoAnywhere MFTが10の方法でIBMiにおける効率を向上させる

GoAnywhere MFTが10の方法でIBMiにおける効率を向上させる

Goanywhere2022.11.17

組織内の自社製プロセスを使用して、IBM i上でファイルを送信していますか?
ファイル転送スクリプト作成と保守に必要な知識、ファイル受信者向けのユーザープロファイルの作成に費やされる時間、接続問題を解決するための手間など、データが常に正常に配信されるためには、IBM iの手動転送は非常に複雑になります。
しかし、正しいツールを持っている限り、その心配はありません。
GoAnywhere Managed File Transfer(MFT)は、IBM iシステムにおける時間と労力を節約できます。包括的なセキュリティ管理、強力な暗号化プロトコル、無制限のワークフローにより、MFTソリューションは複雑なファイル転送プログラムや手続きの軽減します。
GoAnywhere MFTはこれら全てをどのように行うのでしょうか?IBM iの効率を向上させる10の方法を紹介します。


1. スクリプトまたはプログラミングの知識は不要

GoAnywhere MFTを使用すると、スクリプトとプログラミングは不必要になります。重要なファイル転送を定義して実行するためには、自社製プロセスの代わりにワークフローを使用します。各ワークフロー(またはプロジェクト)にはトリガーを行った際に、特定のプロセスを実行する一連のアクション(タスク)を含むことが可能です。GoAnywhereには60以上の組み込みタスクが含まれていますが、カスタムタスクの作成も可能です。それらを使用してデータの送信と取得、ファイルの暗号化と復号化、プログラムの実行、テキストや電子メールによるステータスの更新などを行います。
GoAnywhereは簡単に設定することができます。オンプレミス、クラウド、またはハイブリッド環境で実行することができ、システムで動作させるための技術知識はほとんど必要ありません。

2. 鍵と証明書作成を簡略化

IBM iで鍵と証明書を生成するためには、いくつかのコマンドを使用する必要があります。GoAnywhere MFTは、必要な鍵または証明書を作成、保存を可能にするためのプロセスを簡略化します。全ての操作がマウスを数回クリックするだけなので、使用するコマンドはゼロです。
GoAnywhereの鍵および証明書マネージャは、SSL証明書、SSH鍵、Open PGP鍵で動作します。これらはブラウザベースの管理者インターフェイスからアクセスでき、認証されたユーザーのみに制限が可能です。
公開鍵を取引先に送る必要がありますか?
必要ありません。GoAnywhereでの鍵と証明書のインポートとエクスポートが簡単にできます。

3. IBMiデータの包括的なセキュリティ管理を含む

IBM iシステムのデータを保護するためにより良い方法をお探しですか?
GoAnywhereの包括的なセキュリティー管理を使用して、ファイルおよびIBM i情報に関連するIBM iセキュリティの特定の側面を編成および管理します。
以下は、IBM iシステム上でデータの転送中または休止中にデータを保護するために、GoAnywhereで実行できるセキュリティ対策の例です。
  • ブルートフォース攻撃とDoS攻撃をブロックするためにIPブラックリストを作成
  • ユーザーパスワードのガイドラインと有効期限を設定
  • 監視されているイベントが発生した際にメール送信アラートをトリガー
  • FIPS140-2認定の暗号化アルゴリズムのみを使用
  • 特定のディレクトリとサブフォルダにユーザーを制限
  • 全ユーザーイベントとファイルアクティビティの監査ログを生成
  • AES-256暗号化を使用してディスク上のファイルを暗号化

4. セキュアかつ自動でファイル転送が可能

アドホックファイル転送は、特に手動で作成および実行する場合、多くの開発時間がかかることがあります。GoAnywhereはその課題を解消します。ワークフロー(プロジェクト)を介して取引先、顧客、および内部サーバーにファイルを転送し、組み込まれたスケジューラまたは既存のスケジューラソフトウェアを使用して、特定の日時に実行するようにスケジュールします。
転送しているデータのセキュリティについても心配する必要はありません。設定等に応じて、さまざまな暗号化方式を使用して全ファイルを保護することができます。SSHを使用するSSLまたはSFTPおよびSCPを使用して、AS2、FTPSおよびHTTPS上のファイル転送を暗号化することができます。また、GoAnywhereは公開鍵/秘密鍵でファイルを暗号化および復号化するためにOpen PGPおよびGPGを使用します。

5. CL、RPG、COBOLプログラムとシームレスに統合

GoAnywhereコマンドRUNPROJECTは、コマンドラインで入力、CL / RPG / COBOLプログラムから実行、またはジョブスケジューラーから実行が可能です。このコマンドを実行すると、GoAnywhereを1回インストールするだけで環境内のすべてのファイル転送ニーズを実行および管理できます。

6. IBMiコマンドの使用をサポート

GoAnywhereとIBM iコンソール間を交互に切り替えたくないですか?
IBMiサーバーとGoAnywhere接続を介して、IBMiコマンドとプログラムを実行します。最大35パラメーターを使用して変数と定数をプログラムに渡すことができ、Open PGPの暗号化と解読、SFTP転送、ZIP圧縮などを実行するためのコマンドが含まれています。

7. アップロードまたはダウンロードを行った際は、ファイルを処理するためにトリガーを実行

GoAnywhereのトリガーを使用して、IBM iシステム上での生産性を向上させます。トリガーは取引先でファイルがアップロードまたはダウンロードされた際に、特定のイベントを監視して反応するための定義が可能です。また、さまざまなプロセスを実行することができます。例えばトリガーによって以下のことができます。
  • 取引先がファイルをアップロードした際に、従業員にメールを送信
  • アーカイブファイル内にダウンロードファイルを移動
  • アップロードファイルの処理を行うために実行可能なファイル、バッチファイル、またはシェルスクリプトを実行
  • ファルダから不必要なアップロードファイルを削除
  • プロジェクトを呼び出して解読し、新規のアップロードファイルをデータベーステーブルにインポート

8. 特定のIFSフォルダへのユーザーを制限

ユーザー(またはユーザーのグループ)がIBMi上で特定の領域へのアクセスを避けたい場合、GoAnywhereを使用してユーザーおよびグループを特定のIFSフォルダおよびディレクトリに制限することができます。また、ユーザーに細かいアクセス許可と各ユーザーとフォルダの記憶域の使用が制限されるディスククォータを与えることも可能です。

9. いくつかのコンプライアンス規制を満たすことが可能

ほとんどの組織は、PCI DSS、HIPAA、GDPR、GLBA、FISMAおよび州の規制など、さまざまな業界のセキュリティ基準に準拠する必要があります。適切なソリューションとポリシーがない場合、必要なデータの収集と監査レポートの作成でITチームの作業負荷に数百時間を追加することになります。GoAnywhereは、いくつかの点でIBMi上でのコンプライアンス要件を満たすのに役立ちます。このページでは、各コンプライアンス標準と規制、およびGoAnywhereがそれぞれの問題に対処する方法について詳しく知ることができます。ファイル転送のデータセキュリティコンプライアンス

10. Open PGPとAES-256を使用してファイルをセキュアに保護

転送中のファイル保護は不十分です。PCI DSS、HIPAAなどの厳しいコンプライアンス要件を満たし、脆弱性やデータ損失のリスクを最小限にするために、データを安全に保護する必要があります。GoAnywhereはIBMi向けのOpen PGPを使用して、機密情報のプライバシーと完全性に対処します。また、指定されたフォルダに書き込みまたは追加する際に、データを自動的に暗号化するAES-256暗号化を使用してフォルダを保護します。