スクリプトを使用して反復タスクを自動化することは、一般的な方法です。各オペレーティングシステムは、bash、shell、VBScript、Windows PowerShellなどの独自のスクリプト言語をサポートしています。
しかし、多くのビジネスオペレーションがスクリプトに包括されていくにつれて、これらのプロセス管理は以下のような大きな障害が発生します。

• スクリプトの作成・管理のために、対応したスキルを持つ技術者が必要
• 作成・管理者が担当から外れた際に、それらに関する知識の引継ぎが困難
• エラー処理がしっかりと記述されていないと障害から回復・再開ができない(通常、エラーはオペレーティングシステムの例外ハンドラーに書き込まれ、理解しにくい内容であるため)
• データベース、電子メールサーバー、FTPサーバーなどの複数リソースに依存する場合、全てプレーンテキストとしてスクリプトに保存されるため、1つのリソース停止に伴いスクリプトを停止する必要がある

これらの問題を解決し、GoAnywhere MFTで安全かつ管理されたファイル転送プロジェクトに変換する方法をご紹介します。

手順1. SSHキーを作成します。キーは/home/USERID/.ssh/ディレクトリに保存されます

$ ssh-keygen -t rsa

手順2.キーをリモートサーバーにコピーします。

$ cat id_rsa.pub >> authorized_keys

手順3.シェルスクリプト。

#Directory of files trying to get: /home/USERID/files/target.txt
#Local server: /home/USERID/receive
#Shell script named /home/USERID/sftp-script/get_file:

lcd /home/USERID/receive
cd files
get target.txt
bye

手順4. cronジョブをスケジュールします。cronジョブは、毎日午前8時に実行されるようにスケジュールされています。

$ crontab -e 0 8 * * * sftp -b / home / USERID / sftp-script / get_file localhost

次に、同じプロセスをGoAnywhere MFTのプロジェクトで実行します。

プロジェクトへの変換例

SSHキーの管理

再利用可能なリソースの作成

プロジェクトを作成する

プロジェクトの自動化

ワークフローの改善

単純なシェルスクリプトがGoAnywhere MFTの管理されたファイル転送プロジェクトに変換されたので、より多くのタスクとコマンドを使用して、以下のような高度でインテリジェントなワークフローを作成できます。

• 変数とワイルドカードを使用して、TXTやCSVファイルなどの特定のファイルタイプをダウンロード
• データ変換タスクを追加して、CSVファイルをデータベースまたはXMLに自動的に変換
• プロジェクトの完了時に管理者に警告するために、より洗練された電子メール、SMS、またはSNMPトラップを追加
• プロジェクトに変更を加えている間、GoAnywhere MFTは各バージョンを自動的に保存し、以前のリビジョンを復元