ユーザー・インターフェースのGUI化
AS/400(IBM i)で構築したシステムで、ユーザー・インターフェースの部分もAS/400(IBM i)の基盤技術のみで完結したい場合は、その画面は5250セッションで入出力が可能な画面として設計されます。
「5250」とは、AS/400(IBM i) のリリース当初に、専用クライアント端末として使用されていた機種の製品名で、キャラクターベースの画面により入出力が行われます。
PCが普及して、クライアント端末として専用機の5250ではなく、WindowsなどのOSが導入されたPCが使用されるようになってからは、PC上のアプリケーションとして動作する「5250エミュレーター」を使用してAS/400(IBM i) に接続する使用形態が一般的になりました。
5250セッション上の画面は、あくまでも当初の専用クライアント端末5250が、キャラクターベースの画面のため、アプリケーションの5250エミュレーターでの使用が一般化した後も、引き続きキャラクターベースの画面となっており、グラフィカルな画面に移行することは、5250セッションの画面だけでは出来ません。
しかし、バックグラウンドで動作している5250セッションの画面を、GUIのパーツに変換した画面をユーザーに対して表示することで、ユーザーは5250セッションのキャラクターベースの画面を意識することなく、GUI化された画面のみを介してシステムを運用することが出来る、このような5250セッションのCUI画面を、GUI画面に変換するソリューションが利用できます。
これを活用すると、CUI画面においては、画面入力でオプションを選択する際に、'0', '1', '2', '3', …といった文字で入力しなければならなかった欄を、変換後のGUI画面では、チェックの有無により指定するチェックボックスや、
該当欄を選択するオプションボックス・ドロップダウンコンボボックス
などに置き換えて、画面入出力が出来るようになります。
大量のデータを人間が確認しながら入力しなければならないケースなどでは、必ずしもGUI化が生産性を向上する方向に働くとは限りませんが、
ユーザーが判りやすい画面インターフェースを構築する、という観点では画面のGUI化が有効となるケースが多いと考えられます。