【インターン実習】GoAnywhere使ってみた!

【インターン実習】GoAnywhere使ってみた!

その他2023.08.21

GoAnywhere

【インターン実習】GoAnywhereを使ってみた!

はじめに

今年も大学3年生の学生さんが2weekインターンシップに参加してくれました。
プログラミング未経験の学生さんがプログラム(VBSとVBA)とGoAnywhere(ノンプログラミング)の双方で同じ作業を行っていただき、GoAnywhereの良さについて実感(体験)していただきました。

作業内容

  1. 列の分割
    Excelファイルを下記画像のように、FULLNAME列をFNAME(FirstNAME)とLNAME(LastName)に分割する。
    フルネームの分割
  2. 分割したExcelファイルをCSVファイルに変換

  3. 日付フォーマットの変更
    変換したCSVファイルを下記画像のように、yyyy/mm/dd形式の日付を、yyyy-mm-dd形式に変更する。
    日付形式の変換

プログラムに挑戦してみて

知識が少なかったこともあり、プログラムには覚えなくてはいけない用語(変数や関数など)が多いため、調べても用語の意味が分からないことが多々あった。
また、コード作成の流れや使用方法などを覚えなくてはプログラムを組むのは難しく、これらのことに多くの時間を使用していた。
ヒントをいただいたものの、「現時点で私は何をしているのか」がわからなくなる時があり、その都度、コード作成の流れを確認して作業を進めていった。さらにインターネットで調べた際、調べ方や、サイトで全く違うプログラムが掲載されており、目的とは違うプログラムを組んでしまうことが多く、どれが一番適しているのかを判断するのもとても難しいと感じた。

言語によっても特徴が違い、VBAとVBSではデータ型を表す宣言の必要の有無であったり、VBSではプログラムを確認するときに毎回ファイル形式(.txt→.vbs)を変更しなくてはいけないため、それが原因でエラーを出すことがあった。
VBAでもVBSでも共通して言えることは、「知識がないとプログラムを組むことは簡単じゃない」こと、「手間と時間がかかる」ことである。コード作成の流れや用語の意味、使用方法などを覚えなくては難しいと感じた。

GoAnywhereを使用してみて

GoAnywhereを使用してみて一番感動したことは、作業の「効率化」と「見やすさ」であった。
VBAやVBSと大きく違うのは、全てを打ち込む必要がないところである。VBAやVBSでは、変数や変数の型、関数、処理を全て宣言しなくてはいけなかった。
GoAnywhereMFTでも多少自分で入力する箇所はあるが、基本的には変数や関数を一覧から選択することができる。さらに、関数には使用方法と例が記載されているので、自分が使いたいものを素早く見つけ、使用することができた。
プロジェクトを作成する際も、実行してほしい作業を一覧から選択することができ、「データ変換」タブや「ファイル転送」タブなどから簡単に実行したいタスクを見つけることができた。
また「デバッグ」機能を使用することで、どの過程でどんなミスをしているのかを細かく教えてくれるので、ミスをしてもすぐに修正することができた。ミスを簡単に発見できたことで、作業の大幅な時間短縮に繋がったと感じた。
タスクを組み合わせてフローを作成することで、自動でファイルの形式(Excel、XMLなどのデータ変換)を変更することも可能であり、VBAやVBSよりも圧倒的に短時間で一連の作業を終えることができた。プログラム経験のない人や苦手な人でも流れさえ覚えてしまえば簡単に作業を進めることができると感じた。

まとめ

プログラム(VBA・VBS)

  • 用語やコードが多い
  • 手作業なのでエラーが多い
  • 作業工程が多い
⇒3つの作業内容の完了までに13時間

GoAnywhere

  • ドラッグアンドドロップで操作可能
  • ヘルプ機能が充実。使い方の詳しい説明がある
  • エラー(ミス)を細かく教えてくれる
⇒3つの作業内容の完了までにわずか3時間
同じ作業をしていても、プログラムとGoAnywhereでは下記画像のように置換作業だけみてもすべき作業に違いがある。
プログラムでは実行したい作業内容を全て自分で記載しないといけないのに対し、GoAnywhereでは実行したい内容(タスク)をドラッグアンドドロップで組み合わせ、記載する事項と言えば、読み込むファイルのパスと日付形式の/(スラッシュ)を-(ハイフン)に置換するための変数くらいである。もっといえば、置換するための変数も一覧から探すことができ、さらには使い方の例まで記載されており初めてでも扱い易くなっている。

プログラム(VBA)での処理
VBSコード画面

GoAnywhereでの処理
GoAnywhereプロジェクト画面