【使ってみた】生成AIサービス「Copilot」ができることを紹介

【使ってみた】生成AIサービス「Copilot」ができることを紹介

その他2024.11.21

Copilottop2

「生成AI、もうついていけないんだけど・・・」

そんなあなたへ。Copilotを使ってみませんか?

Copilotは、業務の生産性を高めることを目的に設計された生成AIサービスです。
私たちが普段使っているWordやExcel、PowerPointに連携できて、効率化の手伝いをしてくれるサービスなんです。

このコラムは、生成AIをこれから始めたい初心者向けに執筆しました。

まずは無料版のできることを学んでいただくことで、Copilotに興味を持っていただけると幸いです。

はじめに:Copilotって何?

Copilotは、マイクロソフト社が提供する生成AIサービスです。
ChatGPTと同じように、チャット形式で自然な回答を返してくれたり、要約や画像生成をしてくれたりしますので、よく似ているサービスといえます。

Copilotは以下のように複数のサービスが存在します。

Copilot

個人向け。無料で利用きる。

Copilot Pro

個人向けの有料版。Microsoft365と連携可。

Copilot for Microsoft 365

法人向けで有料版のみ提供。Microsoft365と連携可。

Copilot in Windows

Windows PC に組み込まれたCopilot。OSの設定などを支援してくれる。

Copilot Studio

独自の会話型AIを作成できるローコード開発ツール。

GitHub Copilot

プログラミング作業をAIが支援してくれるコーディングツール。

 

このコラムでは誰でも手軽に利用できる無料版のCopilotを使っていきます。

Copilotの起動方法

それでは早速Copilotを使ってみましょう。

1.Microsoft Edge を起動。

edge_icon

2.Copilotアイコンをクリック。

edge_home

3.はじめて利用する人向けの画面が開きます。「開始する→」をクリック。

copilot_hello


4.質問に答えていきます。

copilot_question

5.Copilotとチャットできる状態になりました。

copilot_ready

Copilotとチャットしてみた

メッセージボックスに簡単な挨拶をいれてみます。

copilot_greeting

フレンドリーな挨拶を返してくれました。私は伊勢市にはいないのですが…(^^;

copilot_chatting

Copilotではこのように、チャットのやり取りを1テーマ30回まで送信することができます。

Copilotに作文してもらった

次はCopilotに作業をしてもらいます。

具体的な指示(プロンプトといいます)を書き出してメッセージボックスに投入。

copilot_prompt
Copilotからの返答です。

copilot_summery

このように、要点をまとめた文章を作成してくれました。
Copilotがまとめてくれた文章を下書きしてコラムを書いたりできそうですね。

ちなみに、Copilotの中では「GPT-4(Turbo)」というAIモデルが動いています。
GPT-4は2023年4月までのデータで学習しているため、2023年5月より先のことについては、質問しても回答できません。

ですが、Copilotには「ブラウジング機能」というものが実装されています。
この機能を使えば、最新のことでもインターネットから情報を探して回答してくれます。
ChatGPTでは有料版でないとほとんど使えないこの機能が、Copilotはなんと「無料」で提供されています。

試しに「石破茂の経歴を簡潔にまとめてください」とチャットしてみました。
回答結果がこちらです。

copilot_ishiba
最新の情報にもしっかり対応してくれるのはありがたいですね。

Copilotに画像を作ってもらった

Copilotは画像生成にも対応しています。
ここでは試しに熊のイラストを描いてもらおうと思います。

copilot_genimage

10秒ほどで結果が返ってきました。

copilot_bearimage

テイストを変えたいので、再度チャットで指示してみます。

copilot_regenimage

また10秒ほどで結果が返ってきました。

copilot_cutebearimage

今度はかわいい熊を作成してくれましたね。
(有料版であれば100回までに緩和されます)

まとめ:Copilotはこれから生成AIを使い始める方におすすめ

copilot_end

以上、今回はCopilot無料版を使って生成AIができることをご紹介しました。

結論としまして、Copilotは生成AIを無課金で試してみたい人にとって大変お勧めできるサービスです

特に下記2点はChatGPTより優秀です。

  • 無料でWebブラウジング機能が使える
  • 無料で画像生成できる

ブラウザは今回Edgeを使いましたが、Chromeなど他社のものでも利用できます。
Microsoft Copilot へのアクセスはこちらから >>


普段Microsoft365を使っている方は、有料版もお勧めです。
Copilot Proで一か月の無料試用版があるので、通常のCopilotに慣れたら試してみることをお勧めします。

Microsoft365と連携すれば、こんなことができます。

  • Excelのグラフ作成やデータの抽出をCopilotにチャットの指示だけで対応
  • Wordファイルのフォーマットを読み込み契約書を自動作成
  • 枚数やトーン、内容をチャットで指示することでPowerPointスライドを自動作成
  • Teamsの会議にCopilotを参加させることで会議の議事録を自動作成
  • Outlook上に届いているメールの内容を理解しやすくするため要約を表示

Copilotに興味を持っていただき、皆さまが生成AIを始めるきっかけとなれば幸いです。

最後までお読みいただき、有難うございました。