②エラー時の処理の比較
次にエラー発生時の処理の違いについて比較する。エラーを発生させる条件は「コピーする対象のファイルのパスを間違って入力する」に統一した。そのため対象のファイルが見つからないというエラー内容になると推測される。
図4:VBSエラー表示 図5:エラー対象ソースコード
VBSではエラーが起きると図4に示すメッセージウィンドウが表示される。この表示はエラーが起こったスクリプトと行、エラー内容を簡潔に示してくれている。しかし、逆に言えば
最低限の情報しか表示されていないといえる。エラーが起きたプログラムを図5に示した。エラーが起きているとされる12行目を見てみるとコピーする対象ファイルのパスとコピー先のパスの2つが指定されていてどちらが原因になっているかわからない。
図6:GoAnywhereエラー画面(ジョブログ)
それに対してGoAnywhereでのエラー画面は図6のようになっている。GoAnywhereでは「ジョブログ」という機能があり、作成したプログラムが
どの段階まで動作して
どの段階でエラーが起きているのか非常にわかりやすく表示される。VBSではどの行でエラーが起きているかのみ表示していたのに対し、GoAnywhereではどのファイルが見つからないかまで表示してくれている。そのためVBSと比べ、エラーが起きた際にはプログラムの修正を容易に行うことができる。