IBM i からREST APIを実行する方法
まず一般的にREST APIが提供する情報を例に、IBM iからREST APIを実行する方法を説明しよう。
接続先側のAPI設定
一般にREST APIでは、サービスに応じて多様な認証方式が登場する。たとえばパスワード認証、APIトークン、セッション認証、OAuthなど。中でもAPIトークンのように、アプリケーション(この場合はRESTクライアント側となるGoAnywhere)に対して固有のトークンをサービス側で事前生成する必要がある場合は、事前準備としてRESTAPIガイ
ドに沿ってサービス側の設定を行う。
接続元側の設定
サービスごとにAPIのガイドの公開方法は異なる。一般的にインターネット上に公開されているパターン、契約者に限定で公開しているパターン、エンドユーザー/パートナー向けなどさまざまだが、次のような構成で記載されていることが多い。
サービス側の設定も済み、ガイドも手に入れ、いざ開発となった場合に、IBM i 上に導入されているGoAnywhereではどのように開始するかを以下に説明する。
リソース登録
APIガイドの「共通仕様」を見ると、多くの場合はホスト名、認証方式、リクエストヘッダのような情報が与えられる。たとえば、図表1のような情報が共通仕様としてガイドに示されている場合、GoAnywhere では事前定義の接続設定「リソース」として登録する リソース」設定では、接続先となるサーバー、サービスのホスト名や認証情報を事前登録する。図表1のような情報が与えられた場合、GoAnywhere ではリソースタイプ「RESTサーバ」として登録する(図表2)。
リソースの設定画面では、その場で接続可否を確かめるためのテスト機能(図表3)が提供され、一度登録したリソースは一意の名称によって後述のプロジェクト(複数の連携処理からなる定義体)作成時に繰り返し呼び出せる(APIキーなど、その他のリクエストヘッダが指定されている場合は後述のプロジェクト内で設定する)。