- 製造業における EAM領域においてビジネス拡大を目指す -
製造業の未来を拓く、設備管理DXの革新
株式会社ソルパック(代表取締役社長:藤田洋一郎、本社:東京都港区、以下:ソルパック)は、本日、エンタープライズクラウドおよび産業用AIソフトウェアの大手プロバイダーであるIFSと設備資産を管理するソリューション「IFS Cloud EAM」のサービスパートナー契約を締結しました。
日本の製造業は今、未曾有の危機に直面しています。少子高齢化による深刻な労働力不足、熟練技術者の急速な退職、そして老朽化した設備の頻発する故障。これらの要因が複雑に絡み合い、生産現場は業務効率化と設備保全の品質維持という二重の課題に苦しんでいます。特に、設備の老朽化による突発的な故障は、生産ラインの停止、納期遅延、そして莫大なコスト損失を引き起こし、企業の存続をも脅かしかねません。このような状況を打破するため、設備資産の全体像を把握し、可用性、信頼性、サービス品質の向上をサポートする設備管理(EAM)ソリューションを有するIFSと、設備保全のプロフェッショナル集団であるソルパックは、戦略的パートナーシップを締結いたしました。
本パートナーシップにより、IFSの先進的なEAMソリューションとソルパックの専門的な知識を持つエンジニアによる導入、開発および保守サービスの提供により、製造業における設備管理のDX化を促進させ、設備の安定稼働、運用効率化を実現するとともに、事後保全から予防保全へ、さらには産業用AIを活用して予知、処方的保全へ変革させることにより持続可能かつ安定的な設備稼働を支援します。IFSの最新鋭EAMソリューションと、ソルパックが長年培ってきた専門知識と技術力を融合し、両社の強みを組み合わせることで、従来の設備管理を根本から変革し、製造業の皆様が抱える課題に対し、他に類を見ないソリューションを提供します。
具体的には、両社の協業により、設備の故障予知、予防保全の高度化、そして最適なライフサイクル管理を実現し、設備の突発停止の防止、保全コストの低減、そして設備の稼働率を向上させることを目指します。
両社は、このパートナービジネスの強化によりそれぞれが有する市場での優位性をさらに高めます。特にIFS Cloud EAMは、AI を組み込んだ柔軟な資産管理ソリューションであり、産業ビジネスにおける複雑な資産需要や ESG 目標への対応にも最適です。このソリューションは、コンポーザブル、すなわち複数の要素やモジュールなどを結合して構成や組み立てが可能なので、プロジェクトや財務管理、サプライチェーン、フィールドサービスなどの ERP やサービスマネジメント機能だけでなく、最適化されたメンテナンス・スケジューリングとも簡単に組み合わせることができます。
さらに、ISO55001に準拠したシステムを構築し、長年にわたり社会全体を悩ませているインフラ老朽化問題にも正面から取り組みます。計画的かつ戦略的なアセットマネジメントにより、持続可能で安心安全な社会基盤の実現に貢献します。
両社は、一般社団法人 日本アセットマネジメント協会(JAAM)の会員として、アセットマネジメントの専門家育成にも注力しています。JAAM認定アセットマネージャー(JCAM)の育成を通じて、お客様の設備管理DXを強力に推進し、持続的な成長を支援いたします。