個別請求書インボイスとする場合
SAP Business Oneでは、アイテムマスタ(商品マスタ)毎に税率を設定します。
そのため、SAP Business Oneの出荷/納入(納品書)は商品明細単位で消費税を計算します。ただし、商品明細単位で消費税の端数を丸めてしまうと、インボイス制度に対応できないことになります。
例)商品明細単位で消費税の端数を丸めた場合の出荷/納入
そこで、SAP Business Oneでは設定変更で消費税の端数処理単位を商品明細ではなく、伝票単位に変更することができます。この設定はいつでも変更できます。
例)伝票単位で消費税の端数を丸めた場合の出荷/納入
ここまでは、納品書をインボイスとする場合と同じです。ただし出荷/納入を登録してもSAP Business Oneの会計上は売上、売掛金、消費税は
確定していません。売上、売掛金、消費税を確定するためには、出荷/納入の後続の売掛請求書(個別請求書)の登録が必要です。
売掛請求書は登録済みの出荷/納入をもとにして登録することができます。