はじめに

SAP Business Oneとは、SAP社が提供するERPパッケージです。
新規にシステムを導入する際、既存のシステムと共にどのように運用、活用していくのかは重要な課題です。
その課題に対応すべくSAP Business Oneは、カスタマイズ性や豊富なAPIにて、様々なニーズに答えられるよう設計されています。
今回は、他システムとのデータ連携についてお話しいたします。

データ連携の必要性

データ連携は、日々の作業を効率化させていく上で有用な手段です。
日々、同じデータを他システムにて入力するのは、非効率的で負荷も高い作業ですが、 そのような日々の負荷を下げることがデータ連携では、可能となります。

SAP Business Oneにおけるデータ連携

SAP Business Oneは、データを一元管理することで、モノやお金など会社の資源のデータを迅速に使用できるようにするERPシステムです。
データを一元管理するためには、SAP Business Oneで管理しているデータはもちろん、 その他基幹システムにて運用しているデータの入力も必要となります。
データ連携を行うことでデータの入力を自動化することが可能となります。
SAP Business One単体で、会計管理、販売管理、購買管理、在庫管理を行うことも可能です。
しかし、販売管理のみ既存システムを使用したい。経費精算システムを使用しているため、 そのデータを会計データとして取り込みたいなどさまざまな企業ごとの要望がございます。
SAP Business Oneでは、APIを使用し、それらを連携するための開発する幅が広く存在しております。


経費精算システム(SAP Concurなど)の連携を例とすると、取り込みたいデータ量は企業ごとにさまざまで、取り込みに必要な最低限のデータのみをSAP Business Oneに取り込むお客様もいらっしゃれば、複数の注釈や日付データなど詳細にデータを取り込みたいというお客様もいらっしゃいます。
ソルパックではヒヤリングを通して、お客様に沿ったご提案をさせていただきます。

データ連携を行う上での注意点

SAP Business Oneに限らず、データ連携を行うとシステム構成が複雑化することがあります。
システムが複雑化することで、既存システムから変更をすることが難しくなったり、自社内の把握していた人間が退職し、だれもシステム構成を知らないなんてこともありえます。
ソルパックでは、そのようなことが起こらないよう、シンプルで効果的なデータ連携をおすすめしております。


今回は、データ連携についてご紹介させていただきました。
今後も様々な機能をご紹介させていただきますので、読んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。