IPAが警告する「内部不正」は10大脅威の常連。中小企業が今すぐ備えるべき情報セキュリティ対策とは

IPAが警告する「内部不正」は10大脅威の常連。中小企業が今すぐ備えるべき情報セキュリティ対策とは

セキュリティ2026.04.15

IPA10大脅威

毎年、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は「情報セキュリティ10大脅威」を発表しています。企業・組織が直面するセキュリティリスクをランキング形式でまとめたこのレポートは、経営者やセキュリティ担当者にとって重要な指標です。
2026年版(2026年1月29日決定)では、組織向け脅威のランキングは以下の通りです。

 

 順位  脅威
 1位  ランサム攻撃による被害
 2位  サプライチェーンや委託先を狙った攻撃
 3位  AIの利用をめぐるサイバーリスク(初選出)

 4位

 システムの脆弱性を悪用した攻撃
 5位  機密情報を狙った標的型攻撃
 6位  地政学的リスクに起因するサイバー攻撃
 7位  内部不正による情報漏えい等
 8位  リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃
 9位  DDoS攻撃
10位   ビジネスメール詐欺

 

 

「内部不正による情報漏えい等」は2016年以来11年連続で10大脅威に選出されており、2026年版では第7位に位置しています。
順位が下がったように見えても、これは他の脅威が増加・深刻化したためであり、内部不正リスクそのものが低下したわけではありません。
毎年必ずランクインし続けるという事実こそが、この脅威が根深く続くリスクを示しています。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」
https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html

IPAが指摘する「内部不正」の脅威とは

IPAの定義によると、内部不正とは「組織の内部関係者(従業員・退職者・業務委託先など)が、組織の情報資産を意図的または過失によって不正に扱う行為」を指します。具体的には以下のようなケースが挙げられます。

意図的な情報持ち出し: 転職先への情報提供、競合他社への売却、個人的な利益のための顧客情報の不正使用。

退職直前のデータコピー: 退職を決意した社員が、在籍中に業務データや顧客リストを私的に保存・持ち出すケース。

特権アカウントの悪用: システム管理者権限を持つ社員が、その権限を利用して不正アクセスや情報改ざんを行うケース。

委託先・外部業者による不正: システム保守や運用を委託している外部業者が、アクセス権限を悪用するケース。

サイテカクラウドで対策できるIPA 10大脅威(2026年版)

サイテカクラウドは、内部不正だけでなく、IPA 10大脅威のうち複数の脅威に対して有効な対策となります。

① 内部不正による情報漏えい等(2026年:第7位/11年連続選出)

全ユーザーのPC操作を画像とログで記録。「記録されている」意識が不正を強力に抑止し、万が一の際は証跡として活用できます。

② サプライチェーンや委託先を狙った攻撃(2026年:第2位)

外部委託先・保守業者のアクセス操作を踏み台サーバー経由で記録。委託先による不正アクセスや情報持ち出しの証跡管理に有効です。

③ 機密情報を狙った標的型攻撃(2026年:第5位)

外部からの攻撃によって社員のPCが乗っ取られた場合も操作履歴が記録されます。不審な操作を検知してアラートを発報するため、被害の早期発見・拡大防止に役立ちます。

④ ランサム攻撃による被害(2026年:第1位)

ランサムウェア感染時の初期操作(不審なファイルのダウンロード・実行など)が記録されるため、感染経路の特定と再発防止策の策定に活用できます。

⑤ リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃(2026年:第8位)

テレワーク中の社員のPC操作も記録・管理できるため、リモート環境特有のセキュリティリスクへの対応に貢献します。

「備えあれば憂いなし」:対策は事前に

IPAは毎年、対策の遅れた企業が実際に被害を受けた事例を多数報告しています。共通して言えることは、「被害が発生してから対策を始めても、失ったものは取り戻せない」という点です。
特に中小企業は、情報漏洩が発生した際の経営ダメージが大企業よりも相対的に大きくなりがちです。取引先からの信頼失墜、取引停止、損害賠償請求など、一度の事故が経営の根幹を揺るがすリスクがあります。 IPAも推奨する「ログ管理・操作記録の整備」を、サイテカクラウドで今すぐ始めてみませんか。

よくある質問(FAQ)

Q. IPAの「情報セキュリティ10大脅威」とは何ですか?

A. 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が毎年発表するレポートで、その年に社会的影響が大きかった情報セキュリティ上の脅威をランキング形式でまとめたものです。企業・組織向けと個人向けに分けて発表されており、セキュリティ対策の優先順位を検討する際の参考になります。

Q. 内部不正と外部からのサイバー攻撃、どちらを優先して対策すべきですか?

A. 両方への対策が必要です。2026年版のIPA 10大脅威では、1位のランサム攻撃をはじめ外部攻撃が上位を占めていますが、内部不正(7位)は2016年以来11年連続で選出されている根深いリスクです。外部攻撃対策(ウイルス対策ソフト・ファイアウォール等)が整ったら、次のステップとして内部対策にも取り組むことをお勧めします。

Q. 2026年版で新たに登場した「AIの利用をめぐるサイバーリスク」とはどのようなものですか?

A. 生成AIの普及により、社員が業務情報を外部のAIサービスに入力して機密情報が漏洩するリスクや、AIを悪用した巧妙なフィッシング攻撃などが新たな脅威として認識されています。サイテカクラウドでは、AIサービスへのアクセスや入力操作も記録・管理できるため、情報漏洩リスクへの備えとして有効です。

Q. ランサムウェア対策にもPC操作ログ管理は有効ですか?

A. 有効です。ランサムウェアは2026年版でも1位の最重要脅威です。感染時の初期操作(不審なメールの開封・ファイルの実行など)が記録されるため、感染経路の特定や被害範囲の把握に役立ちます。完全な防御ではありませんが、事後調査・再発防止の観点で大きな助けになります。

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