ChatGPT使ってみた

ChatGPT使ってみた

その他2023.02.02

ChatGPT使ってみた

2022年11月にOpenAIという企業がAIチャットボット「ChatGPT」をリリースしました。
「AI」という言葉は、1956年アメリカのダートマス大学で開催されたダートマス会議で、計算機科学者・認知科学者のジョン・マッカーシー教授によって提案されました。


AIブームの変遷

AIブームの変遷
(出典)総務省「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年)

現在に続くブームは、2000年代から「ビッグデータ」と呼ばれているような大量のデータを用いることでAI自身が知識を獲得する「機械学習」が実用化されたこと、更に知識を定義する要素をAI自ら習得するディープラーニング(深層学習や特徴表現学習とも呼ばれる)が登場したことによります。
また、コンピュータの性能向上、通信環境などインフラの急速な整備とともに様々な商品、サービスが出てきました。
身近なところでは音声・画像認識やチャットボットなどがあげられます。

今回のコラムでは最近日本でも話題の「ChatGPT」について、実際にアカウント登録をして、質問した様子をまとめました。

ChatGPTとは

ChatGPT(チャットジーピーティー、Generative Pre-trained Transformer)は、OpenAIが2022年11月に公開したチャットボットです。
AI技術を利用した自然言語処理ツールであり、様々な質問に対し、人間を相手にしているときと同じような会話を可能にする機能を備えています。

OpenAI(オープンエーアイ)は、営利法人OpenAI LPとその親会社である非営利法人OpenAI Inc. からなる人工知能(AI)研究所です。
「人類全体に利益をもたらす形で友好的なAIを普及・発展させる」ことを目標に掲げ、AI分野の研究を行っています。
設立当初は、今話題のイーロン・マスク氏(2018年2月に役員を辞任)も参加していたようです。

昨年末あたりから日本でも話題になっており、ニュース、WEB等で見た方も多いのではないでしょうか。
例えば米マイクロソフトがChatGPTなどを手掛けるOpenAIに多額の投資するとか、ChatGPTを使って論文を書いて問題になったとか、司法試験を受けるとどうなるかを検証した等々。

ChatGPTでできることとしては、主に以下が挙げられます。
  • 会話形式でのチャット
  • プログラミングコード作成
  • コラム、歌詞、論文などの文章作成
  • 文章の要約

現在(2023年1月)のところ無償で使用できますが、OpenAIのCEOであるAltmanはツイッターで以下のように回答しており、今後有償化される可能性があります。
「we will have to monetize it somehow at some point; the compute costs are eye-watering」
「(直訳)いずれは収益化しなければならない。計算コストには目を見張るものがある」

・・・と思っていたら、早速有償版の提供が米国にて開始されました。
サブスクリプション制で月20ドル(約2600円)で優先的にアクセスできたり、応答時間が短くなるようです。
(それにしてもお高い....)
無償版も引き続き提供予定となっていますのでご安心を。

ChatGPTの始め方(画像出典:OpenAI公式サイト)

早速、ChatGPTを始めてみましょう。

ChatGPTの始め方
※google chromeで翻訳しています。

  1. https://openai.com/blog/chatgpt/にアクセスします。

  2. 「CHATGPTを試す」ボタンを押して、登録を行います。

  3. 「Sign up」を選択
    Sign up選択画面

  4. メールアドレスを入力し、「I’m not a robot」のチェックを入れます。

  5. 指定された画像を選択します。

  6. 「I’m not a robot」の画像が正しければ、左の画面になりますので、「Continue」を選択します。
    「ロボットではありません」承認画面

  7. 任意のPasswordを入力し、「Continue」を選択します。

  8. 登録したメールアドレスに認証メールが届きます。

  9. 左のメールが届きますので、「Verify email Address」を選択します。
    メールアドレス認証画面

  10. ブラウザに戻って、氏名を入力し、「Continue」を選択します。
    氏名入力画面

  11. 携帯電話番号を入力し、「Send Code」を選択します。
    入力した電話番号に認証コードのメッセージが届きます。
    電話番号入力画面

  12. メッセージで届いた認証コードを入力します。
    認証コード入力画面

  13. ポップアップの質問画面になった場合は、確認し「Next」を選択します。下の画面から質問を行うことができます。
    下の画面になれば登録は完了です。
    登録完了画面

初めてChatGPTで質問してみた

ChatGPTとは

先ず「chatGPTとは」という質問をしてみました。
簡単ですが、ちゃんと回答になっているようです。
続いて「どんな機能があるの?」という質問をしてみました。
初めの質問を受けた回答(chatGPTについての回答)が表示され、会話形式で質問できることが分かりました。

当社では、ファイル転送管理ソフトウェアGoAnywhereを取り扱っています。
そこで、難しいかと思ったのですが、以下のような質問をしてみました。

GoAnywhereの使い方について

これには大変驚きました。
コンピュータソフトであるなどの情報が無く名称だけ入力しているのにちゃんと「GoAnywhere」を認識しています。

更に「GoAnywhere」の質問を少し変えて(「詳しく」を入れた)みたところ、詳細な回答が返ってきました。

GoAnywhereの詳細な使い方について

しかし、もちろん全ての製品を認識しているわけではなく、回答が無いものもありました。
有名な製品ほど、ちゃんと認識しているのでしょうか。

ChatGPTは、プログラム生成や歌詞なども作れるようですので、早速試してみました。
RPG言語で素数を表示するプログラム作成

RPG言語はIBM i(AS/400)で使用されているプログラム言語です。
RPG言語で書くことができないということはありません。
こういった間違いも回答されることがあります。
おすすめの中からJavaで記載してもらうことにしました。

JAVAで素数を表示するプログラムを作成

実際に実行してみたところ、動くことが確認できました。
次に歌詞を作成して貰いました。どのような歌詞を作成するか迷いましたが、「大福の歌」を書いて貰います。

大福の歌

・・・・・・・微妙。
すごいと思うけど。。。。やっぱり微妙。。。
「味わってると、幸せな気持ちになる。」(通常)
「食べてると、胸が高鳴るぜ。」(ロック調)
「食べてると、血が騒ぐぜ」(ヘビメタ調)
歌としての感動はありませんでした。

まとめ

今回は、ChatGPTに登録し、質問をしてみたところまで記載しました。
質問の仕方が良くないという部分もあったかと思います。
他にも色々質問した結果、必ずしも正しい回答が返ってくるとは限りません。
しかし、ある程度自然な会話の中で幅広い分野の質問ができ、今後に期待を持たせるものでした。

皆さんも機会があれば、是非お試しください。

次回は、ChatGPTにコラムを書いてもらう予定です。

最後にこのコラムのアイコンの絵は同じOpenAIのDALL・E2で、
「AIと人との共存が明るい未来をしめすような絵をポップアートで」と入力して、作成しました。

AIと人との共存が明るい未来をしめすような絵をポップアート

・・・アートは良く分かりません。
今回はここまでとします。

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