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IBM Think 2019 でこんな話がありました。@サンフランシスコ

セミナー2019.02.26

『IBM Think 2019』レポート

Thinkは、IBMの最大イベントです。今年は2019年02月12~15日にサンフランシスコで開催され、米IBMのジニー・ロメッティ会長件社長件CEOによる基調講演をはじめ、様々なセッション、ハンズオンセミナーが行われました。総参加数は世界から3万人、日本からはおよそ900名が参加しました。ソルパックからも代表が参加しました。

基調講演でジニー・ロメッティ会長件社長件CEOは、「現在はオンプレミスからクラウドへの移行・共存期である」と説明。「デジタル変革の"第二章"とは要するにミッションクリティカルシステムのクラウド化である」と強調しました。

この認識を踏まえ、IBMの新しいサービスとして"IBM Power Systems Virtual Server on IBM Cloud"を発表しました。これはIBM Cloud上で、AIXまたはIBM iを PowerVMベースの仮想マシンで提供する新しいサービスです。これにより、現在のシステムのクラウド移行をさらに促進します。

また、IBM WastonをKubernetesに対応する新技術、"Watson Anywhere"も発表されました。これはWatsonをコンテナで提供することにより、AWSやAzure等の他社クラウド上でもWatsonを稼働可能にするというものです。これにより機密データや移動が困難な大規模なデータを移動する必要なく、任意の場所でWatsonを実行、データと接続して分析や利用などが可能になります。

他にも「説明可能な」AI、DB2の機能強化、Cloud上でのVMwareやRed Hatの利用についてなど、IBMの考えるこれからのインフラについて様々な発表がありました。

会場での様子

展示会場の入り口にて

最終日にサンフランシスコ、フィッシャーマンズワーフのPIER39を貸し切り、クロージングイベントが行われました。

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