インボイス制度下での締請求書や月次請求書の扱いについて

締請求書・月次請求書をインボイスとする場合、消費税額等を算出するにあたっての端数処理は「１インボイスにつき税率ごとに１回」となります。
そのため、締請求書・月次請求書でまとめて端数処理を行うので、個々の請求書ごとに端数処理を行うことはできません。

例：端数処理が切り捨ての場合

SBOにおける締請求の税差額について

SAP Business One 10.0(FP2202)以降のバージョンでは、締請求書を利用する際に、消費税額は、締請求書の税率ごとに計算されるので、個別請求書の税計算との差分がある場合は、締請求書の作成時に自動的に調整仕訳を行う仕様となっています。
また、税調整は税コードごとに明細行が作られ、税差額の相手勘定は通常、売掛金となります。



締請求実行後は税差額調整が締請求の明細に追加されます。