縦軸をビジネス価値、横軸を技術価値としたアプリケーション評価値(図1)は、個々のアプリケーションの適切なパスを示します。
例として、ビジネス価値が高く、技術価値も高い場合は、引き続きの投資、統合、モダナイズが推薦されます。 また、ビジネス価値が低く、技術価値に問題があれば、その既存アプリケーションをやめる必要があります。
標準的なAPAの評価は、図2をご参照ください。
各々のアプリケーション評価率は、そのアプリケーションをやめるべきか、追加投資が必要かを決定していくことが出来ます。
スタフォードの解析は、ビジネスが主要アプリケーションとIBM iベースのインフラの両方を満足させているかを、図4に示すように結論づけています。
アプリケーションの、テクニカル価値については、保守性、拡張性、統合度、フレキシビリティの観点で評価し、また、アプリケーションのビジネス価値は、機能性、効果度、信頼性、有用性より評価したものを、図3に示し、評価を行っています。
これらのアセスメントは、IBM RPG OAを使用した主要アプリケーションのモダナイズによるRPGベースのアプリケーション・ポートフォリオの健康度調査にも役立ち、今後のアプリケーション投資を行う上での信用度にも貢献しています。
Rod Rileyさんは、RPG OAを使うかどうかの評価に関して、スタフォードの既存のプラットフォーム、言語でネイティブに既存のアプリケーションにモバイル機器、主要ブラウザー、ウェブサービス、クラウド技術が応用できるかどうかを確認することにしました。
Rodさんは、次のように言っています。 “全ての新しい技術が直接サポートされるよりも、IBMは疑似的に新しいデバイス、プラットフォーム、アプリケーションをサポートするRPGプログラミング言語内のネイティブオープン・アーキテクチャーを提供することを選んだ”
このアーキテクチャーは、プレゼンテーション層をビジネスロジックから分離し、既存のアプリケーションのRPGコードから5250グリーン画面の制限を完全に除く人手の作業を省くことが出来ることです。 例として、今回我々が実施したプロジェクトでのモバイルサポートは、レガシーなグリーン画面5250コードが存在しています。 OAは、自動処理で5250レガシーコード制限を、iphoneをサポートするために2行のコードをRPGソースコードに追加し、コンパイルするだけでiphoneサポートを実現します。また既存の5250もサポートします。
このOAアーキテクチャーは、RPGを利用している90%以上のIBM iユーザーが、今日
開発済みのRPGコードの再利用を可能としています。 さらにこれからのWebサービス、クラウドのような新デバイス、新技術への対応も可能です。
20年以上もの間、IBMは、中堅中小のIBMユーザーに、ハードウェア技術がどんどん変わっても、アプリケーション投資をIBM iで続けさせていることは大きな価値があります。
RPG OAは、このレガシー・アプリケーションを今日の代表的な(iphone,ipad,Android等)
技術とデバイスにプラグイン出来るようにしたことです。