シャドーITが生まれる原因

シャドーITが生まれる主な原因は、ITコンシューマライゼーションの進展が大きく影響しています。
ITコンシューマライゼーションとは、企業が法人向けでなく個人向けのIT製品やサービスを導入することを言います。
背景として、スマートフォンやタブレットの普及により、個人が便利なアプリケーションやツールを気軽に利用できるようになったことが挙げられます。
例えば、LINEに代表されるチャットサービス、iCloudなどのオンラインストレージ、スケジュールやタスク管理ツールといったアプリケーションは、無料で使えるものも多く、個人が簡単にインストールすることができます。
従業員は使い慣れたツールを業務で活用したいと考えるようになっており、組織内にシャドーITが発生する温床となっているのです。
この事態を許してしまうと、企業の重要な情報が漏えいするなど、セキュリティ事故につながってしまうおそれがあります。