SIビジネスの健全化を図るSQA(システム・クォリティ・アシュアランス)制度

SQA制度とは

SQAは、システム・クォリティ・アシュアランスの略称で、SIプロジェクトのリスクの最小化とはSIビジネスの品質を向上させるための制度です。

最近では、SQAをサービス・クォリティ・アシュアランスの略称とし、システムのクォリティを保証するだけでなく、システムを含めたシステム開発全体をサービスと捉え、サービス全体を保証する仕組みと考えていくことが求められています。

SQAのメリット

サービス・クォリティ・アシュアランス制度を導入することで、

  • SIプロジェクトのリスクを定義し、受注可否を第三者的に判断できるようになります
  • SIプロジェクトのリスクを最小化し、収益性を向上させます
  • SIビジネスの品質向上が図れます
  • お客様の満足度を向上させ、ビジネスの継続性を向上させます

背景

IT業界におけるサービスビジネスは'80年代の後半から台頭してきたが、2000年以降にはそれまで主体であったハードウェア市場から、完全に業界の主役に変わるほど急激な拡大を見せています。

このような環境下でITベンダーの多くは、急激に増加するSIビジネスの赤字が多発し、SQA(システムorサービス・クォリティ・アシュアランス)制度の導入によるSIビジネスの健全化が急務となっております。

株式会社ソルパックでは、SQAのサービスとして、SQA制度の導入及び定着化支援サービスを行っております。SQA部門の設立から、その役割、規定の明確化と遵守に向けた定着までを一貫してご支援いたします。

SQAに関するノウハウ

SQAに関する株式会社ソルパックが有するノウハウの一部を公開します。

SQA部門の役割

  1. サービスQA規定に基づくレビュー
    • 販売局面でのQA
      提案書の品質の検証
      作業範囲/実現可能/スケジュール/見積
    • 導入局面でのQA
      プロジェクト計画レビュー/面レビュー/プログレスレビュー/サービスインレビュー
  2. サービスビジネスのガイド・規定の作成/更新/追加
  3. 研修

大型SIプロジェクトで赤字を出さないための秘訣

システム開発の難しさは、ビル建設と違ってスタート時に明確なイメージが描けないこと。 プロジェクトの進行に伴ってお客様もイメージが出来上がってくるため、さまざまな追加や変更の要望があがってくる。 これらはコストにも納期にも直接影響を及ぼす。これらはお客様の要因であるものの、お客様は予算内での対応を要求してくるもの。 ここでの適切な対処が損益の分かれ道となる。

プロジェクト変更管理

プロジェクトのコスト、納期をタイムリーに契約変更する。
そのために、プロジェクトの成功を判断する基準を明確にしておくことが重要です。

組織知の有効活用

「組織知」を構築・蓄積していくことが重要
⇒SQAの仕組みを作ることが組織知の有効活用につながる。

大型SIの受注のための体制

大型SI においては、面と面のアプローチが必要。