GoAnywhere Agentsは、企業全体のシステム上で自動化されたファイル転送とワークフローを提供しています。Agentsは、直観的なブラウザベースインターフェイスからエージェントファイル転送およびビジネスプロセスを構成およびスケジュールできるGoAnywhere MFTの中央配備によって管理されています。
ファイル転送が実行されるとき、監査とレポートを統合するため、すべてのログデータがAgentsからGoAnywhereにストリーミングされます。この特殊な方法は、組織内のすべてのファイル転送の可視性を提供します。
Agentsは、Windows、Linux、UNIX、IBMiおよびMac OSシステムを含む、ファイル転送またはワークフローを実行する必要がある全サーバーまたはワークステーションにインストール可能です。これらのシステムは、Amazon EC2またはMicrosoft Azureのオンプレミスまたはクラウドインストラクチャに配置可能です。
 

Agnetsの特徴

・集中管理された環境内でのファイル転送の自動化と保護
・新規または変更されたファイルのAgentsシステム上のフォルダを監視
・設定した日付/時刻に実行するために、エージェントシステム上でファイル転送をスケジュールする
・圧縮、展開、データ分析、データベース統合、ネイティブコマンドの実行などの追加のワークフロー機能を提供
・Agents上でファイル転送が失敗したときに、メールまたはテキストメッセージを使用して、自動警告を送信
・セントラルレポート作成のため、監査データをGoAnywhere MFTソリューションに送信
 

Agents配置

下記のイラストは組織のネットワークとリモートロケーションでAgentsがどのようにシステム上でインストールされるか表しています。

1.内部ネットワークのAgents
Agentsは、GoAnywhereとその他システム間でファイル転送を行う過程で、ネットワーク内のサーバーやワークステーションにインストールすることが可能です。Agentsは、ファイルコピーやコマンドの実行、データの解析などを展開するシステム上で、追加のワークフローが実行できます。

2.リモートロケーションのAgents
Agentsは、自動的にフォルダを監視し、ファイルを転送するためにリモートロケーションにインストールすることが可能です。この「リテールポーリング」機能は、企業データセンターと店舗または支店のような遠方間でファイル同期の処理を行います。

3.取引先システム上でのAgents
Agentsは、取引先が所有するサーバー上にインストールすることができます。取引先がAgentsによって監視されているフォルダにファイルを配置するとき、GoAnywhereは自動的にファイルを組織のネットワークに抜き出すことができます。さらにGoAnywhereはファイルを取引先に送り出すため、これらのAgents接続を使用することができます。

4.クラウドインフラストラクチャ上でのAgents
Agentsは、Amazon AWSやMicrosoft Azureなどのクラウドインフラストラクチャ内のサーバーインスタンス上にインストールできます。これらのAgentsはクラウドと内部ネットワーク間で、安全にファイルを移動することができます。

完全な管理とセキュリティ

GoAnywhereは、全Agents接続の制御を中央集中型にしたファイル転送管理ソリューションです。GoAnywhereの管理ユーザーは、Agents上で実行必須な作業を構成し、ファイル転送や完了したワークフローのような発生したイベントの表示が可能です。
各AgentsとGoAnywhere間の通信は、SSL / TLSを使用して暗号化されます。認証は、AgentsとGoAnywhere間の信用を確立する多段階の安全な過程で行います。管理はGoAnywhereのブラウザベースのコンソールを通して実行されるため、Agentsには個々のユーザインタフェースがありません。
Agentsは設定と構成を容易にするために、グループ化することができます。これにより、ユーザーはグループ内のすべてのエージェント上で実行されるべき作業を定義することが許可されます。たとえば、数百の小売店を持つ組織では、グループ内の各店舗に新規ファイルを容易に展開できます。あるいは、Linuxサーバーのグループは一度に全システム上で同じシェルスクリプトを実行する定義ができます。
GoAnywhereは、必要に応じてAgentsにソフトウェアアップグレードを自動的に送ります。これはアイドル状態の間、GoAnywhereがAgentsのアップグレードを行う(中断を最小限に抑えるため)シームレスなプロセスです。