FTPサーバ

GoAnywhere MFT は、堅牢なファイル転送管理のための、エンタープライズレベルのFTPサーバを提供します。FTPサーバ標準的なFTP転送のために使用することが可能、また明示的なSSL接続要求を介しセキュアなFTPを提供します。ユーザーはAD、LDAPまたはIBM i ユーザープロファイルを含む、様々な方法を使用して認証することが出来ます。

FTPサーバの機能

  • 取引先パートナー数に制限はなく、高いスケーラビリティ
  • 設定可能なポート番号で複数のリスナーをサポート
  • ブラウザベースのインターフェースから、リモート管理・監視
  • 強固なセキュリティと詳細なアクセス認可の制御
  • 複数の認証方式 : AD、LDAP、IBM i 、データベース
  • ログイン中ユーザーのアクティブセッションの表示が可能
  • 電子メール 通知の送信や、ファイルの自動プロセスのためのイベントトリガー
  • ファイル転送を再開するクライアント要求をサポート
  • アノニマスによるログインの有効/無効化
  • ログイン/ログアウトメッセージのカスタム
  • 最大セッション数、最大ログイン失敗数、タイムアウトなどの設定
  • 指定した拡張子の拒否または受け入れ
  • DMZ内のGoAnywhere Gatewayが存在する場合、受信ポートを解放せずにプライベートネットワーク内への設置が可能

FTP サーバ構成画面

FTP ログ

監査、およびコンプライアンス要件を満たすために、GoAnywhere MFT内の全てのFTPセッションの監査証跡(ログ)が生成されます。ログの詳細には発行されたコマンド、メッセージ、IPアドレス、ユーザーID、転送されたファイル名が含まれます。ログメッセージは、UDPまたはTCP接続を使用しシスログサーバへの送信が可能です。

FTPサーバの標準サポート

明示的なSSLモード※1を使用する場合、次の規格がGoAnywhere MFT内のFTPサーバでサポートされています。

SSL/TLS バージョン

  • SSL 2.0
  • SSL 3.0
  • TLS 1.0
  • TLS 1.1
  • TLS 1.2

明示的なSSLセキュリティプロトコル

  • SSL
  • TLS

暗号(対称暗号化アルゴリズム)

  • AES-128
  • AES-192
  • AES-256
  • DES
  • RC4
  • トリプルDES(DESede)

認証と鍵交換アルゴリズム

  • ディフィーヘルマン
  • DSA
  • RSA

ハッシュアルゴリズム

  • MD5
  • SHA1

証明書キーストア形式

  • JKS (Java キーストア)
  • PKCS12

※1 無償版のGoAnywhere MFTをご使用の場合、明示的なSSLモードは使用できません。