SFTPサーバ


GoAnyhwere MFTは取引先パートナーがSFTP(SSHファイル転送プロトコル)やSCP(セキュアコピー)を使用して、あなたの組織と安全なファイル転送を可能とします。GoAnywhere MFTは最新のSSH2.0プロトコル標準をサポートし、パスワードとSSH鍵認証の両方で認証されます。

接続上を流れる全てのデータ、ユーザーID、パスワード、コマンドを保護するために、暗号化されたトンネルが、GoAnywhere MFTのSFTPサーバと取引先パートナー間で作成されます。セキュアなFTPはPCI-DSS、HIPAA、HITECH、SOXおよび個人情報保護法などを遵守するために重要です。

SFTPサーバの機能

  • 取引先ユーザー数に制限はないため、高スケーラブル
  • 構成可能なポート番号で複数リスナーをサポート
  • ブラウザベースのインターフェースより、リモートによる監査、管理
  • 堅牢なセキュリティと詳細なアクセス制御
  • 複数の認証方式:データベース、AD、LDAP、IBM i
  • ログイン中ユーザーのアクティブなセッションの表示が可能
  • 自動的なファイルの処理、または電子メールによる通知を送信するためのイベントトリガー
  • ファイル転送を再開するクライアント要求をサポート
  • 最大セッション数、最大ログイン失敗数、タイムアウトなどの設定
  • 帯域幅要件を現象させるためのZLIB圧縮
  • 指定した拡張子の拒否または受け入れ
  • FIPS 140-2 Compliance モードは、強力なNIST認定の暗号化アルゴリズムのみを利用
  • DMZ内にGoAnywhere Gateway が存在する場合、受信ポートを解放せずにプライベートネットワーク内へ設置が可能

SFTPログ

監査、コンプライアンス要件を満たすため、GoAnywhere MFTのSFTP、SCPの全てのセッションの監査証跡が生成されます。ログの詳細には発行されたコマンド、メッセージ、IPアドレス、ユーザーID、転送されたファイル名が含まれます。ログメッセージは、UDPまたはTCP接続を使用しシスログサーバへの送信が可能です。

SSH鍵管理

GoAnywhere MFTではSSH鍵の管理を可能とする、直観的なグラフィカルインターフェースが提供されます。この鍵マネージャーはSSH公開鍵、秘密鍵の作成、鍵のインポート、エクスポート、表示が可能です。RSAとDSAの両方の鍵タイプで長さ4096ビットまでサポートされます。

SFTPサーバがサポートする規格

GoAnywhere のSFTPは以下の規格をサポートします。

プロトコル

  • SSH 2.0

暗号(対称暗号化アルゴリズム)

  • AES-128
  • ・AES-192
  • AES-256
  • トリプルDES(DESede)
  • ブローフィッシュ(Blowfish)

MACアルゴリズム

  • HMAC-SHA1
  • HMAC-MD5

鍵交換アルゴリズム

  • Diffie-hellman-group1-sha1
  • Diffie-hellman-group14-sha1

圧縮

  • ZLIB