導入事例

【GoAnywhere:事例】株式会社CACクロア様 新勤怠システム移行

GoAnywhereで、短期間で異なる環境へのファイル転送・形式変更を実現!

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株式会社CACクロア
企画本部 IT活用推進室
室長
安藤拓哉 氏

面倒なファイル連携、分散するタスクやジョブの一元管理を可能に

株式会社CACクロアでは、新勤怠システムを開始するためにGoAnywhereを導入。
短期間で異なる環境へのファイル転送やファイルの形式変更(Excel・CSV等)および編集(カラムに対する除外処理)を可能にするのが、GoAnywhereだったからだ。

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背景

CACクロアにてフレックス制度を導入するために、それまで使用していた就業管理システムをリプレイスする必要があった。
就業管理システムには、大量の人事データ・経理データを紐づける必要があった。
勤怠データだけでない複雑なデータ・連携が介在するため非常に困難なことが多いにもかかわらず、導入は短期間で行うことが求められた。


開発のポイント

使用ツール GoAnywhere(Linux)
アプリケーション 勤怠管理システム※皆伝!
開発のポイント ノンプログラミング、短期間でのリリース
開発期間 初期運用開始に向けたデータ連携の開発期間は1カ月
※機能拡張はその後随時
プロジェクト人数 開発、テストで3人月程度

導入の決め手

Windowsタスクスケジューラのバッチ処理、大量のタスクやジョブが分散して存在し、管理しきれない状況だったと安藤氏は話す。
GoAnywhereではそれらの一括管理+変換ができる。何より運用者が処理のためのフローを書くという、面倒な操作が必要ない。動作を指示するテンプレートが複数存在し、そこから選択してフローを作り、設定ボタンをひとつ押すだけ。知識の少ない運用者でも使用できた。
使用ツールの選定にあたっては、別の国産製品も候補に挙がっていたそうだが、GoAnywhere導入の決め手になったのは製品の良さはもちろん、ソルパックの担当者が頼もしかったから、とのこと。導入後の満足度については、とにかく早かったし、手で一から組み上げたら苦労する分を十分カバーできていると、費用的にもご納得いただけているそうだ。

導入の効果

導入後の変化として、データをミスなく一元管理でき、コンフリクトも起こらなくなったことが挙げられる。
それに付随しデータに不具合があった場合の調査対応も楽になったそうだ。以前はエラーが起こるとスクリプト全体でエラーという表示が出現し、片端からチェックしなければならないという手間があった。しかしGoAnywhereはログが残るため、いつ、どのタスクを行っている際、どこのスクリプトにエラーが起きたのか容易にわかるようになった。
ローカルシステムとの連携が得意であり、連携しているシステムの動作はGoAnywhereをみればすべてがわかる。いわばGoAnywhere自体が仕様書のような状況になっているという。
以前は、各部門のニーズに合わせて部門ごとに違うフォーマットで出力していたデータの作成については、さらに自動化を進めることができ、現在では2時間に一度、自動で蓄積されていくし、これまで属人性の高い管理だった部分もだいぶ機械にまかせることができるようになったという。

今後の展開

安藤氏はGoAnywhereについて、設定次第で容易に作業内容を拡大することができる。できれば社内すべてのデータ管理をGoAnywhereで統合することを前向きに検討していきたいと考えているようだ。

現状の構成図

設立 2012年4月2日
2016年4月1日 CACクロア発足
資本金 9,000万円
従業員数 1,408名(2018年7月1日)
事業内容 創薬関連業務、開発業務(モニタリング、QC/QA、DM、統計解析)、申請業務(メディカルライティング、薬事申請、当局対応)、安全性情報管理業務(治験、PMS)、メディカルサイエンス関連業務
URL https://www.croit.com/