導入事例

某製造業向け設備管理システム(IBM Maximo)+AIによる作業者支援の導入・保守

サービス
  • IBM Maximo
  • IBM Watson
  • ChatGPT
  • 製造業

ベテラン設備保全要員の技術継承と故障履歴の有効活用のために

プロジェクト概要

多くの設備保全業界ではベテラン保全員が退職し、技術継承が思うように進んでいないという課題がありました。某製造業様では設備管理システム(IBM Maximo)によるベテラン保全員の技術継承とAI(IBM Watson,ChatGPT)による蓄積された膨大な故障履歴を有効活用できる仕組み作りをソルパックが支援しました。

基本情報

製品名

IBM Maximo、IBM Watson、ChatGPT

導入範囲

設備台帳、計画工事、故障対応、日常点検

システム使用人数

1000名規模

導入期間

Maximo 2016年~2018年 、Watson 2020~2022 、ChatGPT 2022~ 保守継続中

課題と効果

課題

  • ベテランの技術継承ができていない
  • 社内ノウハウの共有する手段がない
  • 過去情報の有効活用ができていない

効果

  • タブレットで情報を共有しながら遠隔地の保全員に相談できるようになった
  • 現場で過去の事例をタブレットで検索できるようになった
  • これまでに残された過去の故障傾向などを可視化・分析することで、保守計画の策定が可能となった

今後の展開

  • Maximoを海外の生産拠点へ展開
  • チャットからmaximoへの登録・更新を行えるようにする
  • 故障の分析(故障間隔、担当者別技術レベルなど)を行い、結果をチャットでユーザーに提示できるようにする

チャットボットについては故障情報だけではなく、maximoの社内マニュアルなどもチャットボットに導入し、 質問に応じて回答するチャットの開発を依頼しています。 将来的には、チャットですべてが完結するシステムを目指しています。

導入の決め手

導入の決め手を教えてください

Maximoデフォルトの画面は、一般ユーザーにとっては扱いづらい面がありましたが、 提案に一般ユーザーの利便性を第一にデザインした簡易画面が含まれていたため、採用に至りました。 今では国内の複数工場に展開しています。

また生成AIを活用しMaximoに蓄積されたノウハウを、工場内の現場から迅速に検索するにあたり、 チャットボットなら簡単に検索できる点が魅力的でした。 内部ではChatGPTを利用した解析が稼働しているため、曖昧な条件でも必要な情報が検索できて便利です。

会社概要

業種

製造業

従業員数

2万人規模