FTP クライアント

GoAnywhere MFTTM は、標準的なFTPサーバ、およびセキュアなFTPサーバであるSFTP(SSHファイル転送プロトコル)、SCP、FTPS(SSLを介したFTP) サーバへ接続可能です。GoAnywhere MFTは中断されたファイル転送の接続再開、自動再試行などのオプションにより、FTP配信の保証を支援、また、成功したファイル転送の整合性を確認します。

GoAnywhere MFTのFTP機能

  • 標準的なFTPコマンドセットをサポート
  • ファイルの取得、転送、削除、移動
  • ディレクトリの作成、変更、名称変更
  • カスタムコマンドの実行
  • 一回の接続において複数ファイルを転送
  • ディレクトリのリストを解析するMLSD標準をサポート
  • バイナリ、ASCIIモードを自動判別
  • パッシブ、アクティブ接続をサポート
  • ユーザー定義の設定により、接続の再試行、中断されたファイル転送の自動再開
  • チェックサムアルゴリズムCRC-32、MD5を使用した、ファイルの整合性確認
  • ファイル名の接尾、接頭語などの定数、およびタイムスタンプや変数
  • 変数を利用した、ファイル名および他のプロパティの上書き
  • ポート範囲設定
  • SOCKS、HTTPプロキシのサポート
  • ファイルのアクセス許可変更(認可されている場合)
  • タイムスタンプの保存(オプション)
  • ファイル転送失敗時のEmail、テキストメッセージ、システムメッセージによる警告

FTP リソース

FTPサーバを単純なドロップダウンメニューから選択、再利用可能なリソースとしてGoAnywhere MFT管理画面で事前に定義することが出来ます。FTPタスクはGoAnywhere MFTプロジェクトに配置可能、ワークフロープロセスの一部として実行が可能です。たとえば、データベースファイルからレコードを取得し、CSVファイルにデータ変換、FTPサーバにCSVファイルを転送(PUT) するといったプロジェクトが定義可能です。

ファイルフィルタリング

FTPを介してファイルを転送、または受信する際、フィルター条件を使用して特定のファイルを除外、もしくは含めるといった選択が可能です。

  • ワイルドカード(例:trans*.txt、*.xls)
  • 正規表現
  • 日付、時間範囲
  • サイズ範囲
  • プロジェクトに渡された変数

FTPログ

監査およびコンプライアンス要件を満たすために、GoAnywhere MFTの全てのFTPパーミッションの監査証跡(ログ) が生成されます。管理画面より、プロジェクトごとにログ詳細のレベルを制御できます。詳細は全ての発行されたFTPコマンド、FTPメッセージ、転送されたファイル名などにより構成されます。UDP、TCP接続を使用し、ログメッセージをシスログサーバに送信可能です。